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夏野菜は何に効く?夏野菜で病気予防(2ページ目)

旬の野菜をたっぷり食べていますか?夏野菜にはカラフルなものが多く、紫外線などのダメージから体を守るだけではなく、病気予防に役立つ野菜も沢山あります。あなたにお勧めの夏野菜を症状別に紹介します。

一政 晶子

執筆者:一政 晶子

管理栄養士・米国登録栄養士(RD) / 栄養管理・療養食ガイド

(3)お肌の調子が気になる人

3種類のトマトを作りました
【お勧め夏野菜】トマト
トマトには抗酸化効果のあるベータカロチン、ビタミンCが豊富に含まれています。さらに、シミやソバカスを抑え美白効果があるといわれているリコピンを多く含みます。ダメージを受けた夏の肌に、しっかり栄養補給をしたいものです。リコピンは加熱をすることでその栄養効果を最大限に引き出すことができます。トマトときゅうりを一口大に切ったものに鰹節と和風ドレッシングをかけたり、モッツアレラチーズとバジルとあわせて塩、こしょう、オリーブオイルで味付けするのもいいですね。

(4)目の調子が気になる人

【お勧め夏野菜】かぼちゃ
夏は紫外線による目のダメージを受けやすいものです。夏野菜には紫外線から目を守る働きがあるといわれているルテインを豊富に含むものが多くあります。特にかぼちゃには多くのルテインが含まれます。スライスしたかぼちゃにオリーブオイルをかけてグリルしたり、ポテトサラダの代わりにかぼちゃサラダにするのもお勧めです。

(5)夏ばてで食欲がない人

なすびも育てやすい野菜です
【お勧め夏野菜】なす
食欲がない時はなすがお勧めです。なすは調理法を選ばない優れた食材です。さっぱり食べたい時には、だし汁をしみ込ませたり、こってり食べたい時には、油をたっぷり使ったりと、気分に合わせて調理ができます。油を多く使っても、しつこさを感じさせず、お肉とよく合うので、食欲不足でカロリーが不足しやすい時にも使いやすい野菜です。夏ばてをすると、のどごしのよいものばかり食べて、食物繊維が不足しがちです。なすには不溶性食物繊維が多く含まれているので、便秘解消も期待できます。


いかがでしたでしょうか?
体によいと言っても食べすぎには注意してくださいね。
旬の野菜を十分に食べて元気に夏を乗り越えましょう!


【おすすめリンク】
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