Q. カシューナッツをおやつに出すのは避けたほうが無難でしょうか?

Q. 「ナッツは健康によさそうなので、小学生の子のおやつによく食べさせています。うちの子は特にカシューナッツが好きでよく食べているのですが、最近はナッツアレルギーの子も多いと聞きました。お友達が来たときは控えるべきでしょうか? ピーナッツアレルギーは危険で注意が必要だと思いますが、砂糖がけしたカシューナッツなどは大丈夫ですか?」
A. 微量でも重篤な症状のリスクがあり危険です。細心の注意を
結論から申し上げますと、カシューナッツを含むナッツ類は、現在子どもたちの間で最も注意すべきアレルギー原因食物の1つです。豆類である「ピーナッツアレルギー」の危険性はよく知られていますが、木の実類のアレルギーも同様で、軽く考えてはいけません。
特に最近は、カシューナッツやクルミといった「木の実類」によるアレルギーが急増しています。特にカシューナッツアレルギーの恐ろしさは、発症した際の症状が非常に重くなりやすい点にあります。皮膚のかゆみやじんましんだけでなく、呼吸困難や血圧低下を伴うアナフィラキシーショックを引き起こすことがあるためです。少量でも命に関わるほどの危険を伴いますので、子どものおやつの量であっても決して油断はできません。お菓子などに少量使われている場合もありますので、十分に注意すべきです。
特に初めて食べるお子さんや、すでに他の食物アレルギーを持っているお子さんの場合は、微量であっても重篤な反応が出る可能性があります。安易におやつとして提供するのは避けたほうがよいでしょう。
もしまだ小さなお子さんのお友達を自宅に招く際は、以下の点に十分に留意してください。
- 事前にアレルギーの有無を確認する:保護者の方に、カシューナッツや他のナッツ類、その他の食物アレルギーがないか必ず確認しましょう
- 加工品の原材料表示をチェックする:2026年3月末をもって食品表示基準が改正され、カシューナッツは「特定原材料」として表示が義務化されました。パッケージを確認する習慣をつけましょう。※ただし、2028年春までは「経過措置期間」として新旧のパッケージが混在します。表示欄に記載がなくても、実際には含まれている場合があるため、原材料名を細かく確認するなどの注意が必要です
- 交差反応に注意する:カシューナッツにアレルギーがある場合、同じウルシ科のピスタチオでも激しいアレルギー反応を起こす可能性が極めて高いため、同様に注意しましょう
アレルギーの有無が不明な場合は、リスクを避けるためにカシューナッツやピスタチオなどのナッツが含まれるお菓子は控えるのが賢明です。また、アレルギーが重い場合は、同じ空間にアレルギーを誘発する食品があるだけでも、ひどい症状が出てしまうケースもあります。子どもが小さなうちは、親同士でしっかりと確認するようにしてください。
楽しい時間を過ごすためにも、安全を最優先に考えたおやつ選びを心掛けましょう。
さらに詳しく知りたい方は、「命に関わる危険性も……急増する「ナッツアレルギー」のリスク・特に注意すべきクルミとカシューナッツ」をあわせてご覧ください。







