ひじきを食べる時のポイント
でも、このような報告を聞くと不安になるのが人間というものです。ひじきは食べたい。でも心配な場合は、こんなことに気をつけたらどうでしょうか?・多量に食べない(ひじきは主菜にはなりにくいので、せいぜい小鉢程度が常識だと思いますが・・・)
・毎日食べない(無機ヒ素を連日摂取すれば体内に蓄積するので、数日以上あければ中毒の影響を避けることができる)
・水によくつけ洗いしてから調理する(イギリスの調査では水洗いすれば無機ヒ素が1/7に減っている)
そして食べ合わせにも配慮してみてはいかがでしょうか?。
ヒ素を排出する食べ合わせにセレ二ウム
ヒトのカラダは、タンパク質や炭素、ミネラルなど地球上にある成分から成り立っています。ヒ素も微量ですが、カラダには必要な成分です。ヒ素や水銀やなどの有害重金属は環境のあちらこちらにあり、私たちは食品や水、空気などを通して体内に取りこんでいます。通常の生活では中毒症状が起こるほど摂取されていませんが、解毒能力が低下し、体内での蓄積量が増えると不快な症状を引き起こし、それが過度になると病気を誘発します。食品から体内に入る有害重金属ついては、対処法も含めて書きましたので、ぜひご一読ください。
で、しらない間に入ってくるヒ素を排出するには、セレニウム(セレン)などのミネラルが有効なのです。殺虫剤や薬品に含まれる人工的な無機ヒ素の中毒症状にはセレニウムを補給すると緩和されます。
玄米、とくにヌカには、セレニウムが多く含まれています。 |
うに
かつお
さわら
あじ
ほたて貝
ししゃも
わかさぎ
牛肉
小麦胚芽
玄米(糠部分)
ビール
<注意>日本人は、魚をよく食べているためアメリカ人よりも多くセレニウムをとっています。食べ物から過剰にとる心配はないのですが、補給剤で過剰摂取による症状が現れることがありますから、気をつけてください。
乳酸菌やお漬け物など、発酵食品は腸内環境を元気にしてくれます。 |
腸内環境を整えてヒ素を排出しすいカラダに
腸内環境の善玉菌が減り、悪玉菌が増えると有害重金属の排出能力が低下します。有害物質が長く蓄積されていると、必須ミネラルなどの栄養素の吸収が妨げられます。腸内環境をよい状態にしておくことも、ヒ素対策には大切なことです。腸内環境を整えるポイントについては、こちらから・・・。
食べ物に有害物質が含まれているのは、ひじきだけではありません。詳しくは次のページで>>