食と健康/朝食の役割・簡単レシピ

爽やか朝ご飯!ミルクライスのフルーツ盛り

料理のABCガイド・大石寿子さんとのコラボ企画の第4弾は、スッキリ目覚めて、朝のスタートダッシュをきるための「ミルクライスのフルーツ盛り」をご紹介します。脳もお肌も喜ぶ、栄養満点のスピードレシピです。

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

ミルクライスのフルーツ盛り・本文トップ
フルーツの下には、上品な甘さのミルクライスが、敷き詰められています


朝ご飯でパワーアップ!

朝からシャキッとした1日を過ごしたいのなら、朝ご飯をしっかり食べましょう。理由は、ブドウ糖セロトニン にあります。

睡眠中は、長い絶食の時間でもあります。この間に、脳の唯一のエネルギー源である血液中のブドウ糖が、少なくなっています。これでは朝起きたときに、頭が上手く働きません。

ブドウ糖は、でんぷんや砂糖が体の中で分解されて作られます。ですから、朝ご飯にお米を食べることは、とても理に適っています。また、名前に「ブドウ」がつくくらいなので、ブドウ糖はフルーツにも多く含まれています。「朝のフルーツは金!」とも言われていますよ。

一方、すぐキレル人が増えた理由のひとつに、セロトニン不足が指摘されています。セロトニンには、感情を安定してくれる働きがあるのです。このセロトニンが不足したり上手く働かなくなると、怒りっぽくなったり、逆にうつの症状が出やすくなります。

人間は、トリプトファンを摂らないとセロトニンを作れません。このトリプトファンは、牛乳やバナナに多く含まれています。朝食に牛乳やバナナが勧められているのは、こういう理由があったのです。

今回は、朝にお勧めの食材を使って、「ミルクライスのフルーツ盛り」をご紹介します。

フルーツの酸味は、スッキリした目覚めに効果的です。さらに、顎の筋肉は脳につながっているので、フルーツを咀嚼することによって、だんだん目が覚めてきます。

しかし、フルーツだけでは食べ応えや、腹持ちが良くありません。そこで、牛乳で柔らかく煮たミルクライスを添えました。フルーツとご飯、2つの違った歯ざわり舌ざわりが、見た目の鮮やかさと共に、食べる楽しみを増やしてくれることでしょう。

>> 作り方は、次のページで。
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