派遣先での顔合わせ
派遣先との顔合わせも真剣に取り組むことが大切です |
派遣で就業する前に行われる顔合わせの主な目的は、派遣先企業の担当者と実際に会い、業務に関する打ち合わせを行うことです。こちらからは、これまでの職歴を簡潔に伝えます。学校名や未婚、既婚などの個人情報は話す必要はありません。
また、面接ではありませんから、訪問するのは一度だけ。顔合わせ日時の調整は派遣会社の担当者が行いますので、直接派遣先担当者と連絡する必要はありません。
担当者と会って話をする形式は一般の面接と似ていますが、顔合わせと大きく違う点は派遣先企業担当者に1人で会うのではなく、派遣会社の担当者が同席すること。その場で派遣会社の担当者が、企業が派遣社員に求めるスキルと今回紹介する派遣社員が持つスキルや職務経験が合致し、即戦力であることを説明します。言いかえると、顔合わせでは自分の推薦者が横にいてサポートしてくれるのです。
派遣会社の担当者は、派遣社員の仕事ぶりそのものを見てきたわけではありません。サポートしてもらうためには、事前にスキルや前向きな気持ちについてアピールしておくことも大切です。とはいえ、一番大切なのは自分の持っているスキルを自分の言葉で話せることです。事前に職務経歴を再度振り返っておくことをお勧めします。
自分のスキルをより生かせて就業後のトラブルをなくす、顔合わせのポイントを3つ紹介します。
ポイント1 服装
当日はスーツを着用し、身だしなみを整え第一印象アップを心がけましょう。
ポイント2 事前準備をする
落ち着いて臨むために、当日までに以下について事前準備をしておきましょう。
- 簡単に自己紹介、職務経歴を話す練習
- 派遣先の企業についてホームページなどを見て情報入手
- 業務に関する質問などをまとめる
「経験のないことや、簡単な庶務的なことをお願いするかもしれませんが大丈夫ですか?」などと聞かれることもあります。その場合も、未経験であることは正直に伝えながらも、積極的に業務に取り組む気持ちを伝えましょう。マイナスのことでも、前向きな発言で終えることで、好印象を与えます。