派遣で働く/派遣の基礎知識

派遣登録から就労まで

派遣で働くには、まず派遣会社への登録が必要。その後、スキルチェックや派遣会社担当者との面談、派遣先との顔合わせなどのステップがあります。登録から就労までの流れと、注意点を紹介します。

執筆者:林 紀子

登録  
オンライン登録が派遣で働く第一歩です
派遣で働くための第一歩は派遣登録です。登録から就労までの大まかな流れは次の通りです。

  1. 派遣会社に登録
  2. 派遣会社から仕事紹介
  3. (派遣先に派遣会社がスタッフを紹介)
  4. 面談(顔合わせ)
  5. 就業開始

ではさっそく、ステップごとに詳しく見ていきましょう。

派遣登録とは?

派遣で働く場合、必ず必要になるのが派遣登録。これは派遣会社に名前・住所などの個人情報や、経験・スキル・希望職種・就業条件などを伝え、仕事を紹介してもらうために登録をすることです。派遣会社からすると、派遣先を紹介する際に重要な判断材料となる、みなさんの経歴や人柄を知るための貴重な機会でもあり、派遣ライフをスムーズにスタートさせるため重要なキーとなります。

スキルチェック

最近はオンライン登録を行い、後日、派遣会社の登録センターを訪問するという方法が多くなっています。登録日当日は、派遣労働についての説明を受け、派遣として働きたいかどうか、就労意思を確認。続いて個別ブースなどでスキルチェックを行い、最後に仕事の相談・紹介をしてくれるコーディネーターとの面談が行われます。

なかでも一番多くの時間を割くのが、スキルチェック。派遣会社によってチェック項目は様々ですが、大まかには次のとおりです。

■PCスキル
和文・英文・テンキー入力、およびワードやエクセル知識などをチェックされます。無料のタイピングサイトなど多数あるので、登録前に練習しておくといいでしょう。ワードやエクセルに関しても、本などを読んでおくとよいでしょう。

■ビジネス関連の簡単な知識テスト
漢字の読み書き、言葉遣い・敬語、封筒の宛名書きのきまりなどが問われます。秘書検定3級、2級程度の内容なので、検定テキストも役立ちます。基本的なビジネスマナーについては、登録前に再確認しておくといいでしょう。

■英語の仕事を希望する場合、英語の筆記およびスピーキングテスト
高校レベルの基本的な英文テストや、ネイティブとの会話レベルチェックなどが行われます。手元にあれば2級程度の英検テキスト、TOEIC対策本などを読んで基礎文法を見直すといいでしょう。スピーキングでは、自己紹介や希望の仕事内容などを聞かれることが多いので、ちゃんと伝えられるように、事前に口慣らしをしておきましょう。

スキルチェックは個別ブースで一人で行う場合が多く、周りを気にせず取り組むことができます。 派遣登録には合格、不合格はありません。スキルチェックで思うような結果が出せなくても、派遣登録は可能ですので安心して下さい。スキルチェックの結果は教えてもらえますし、ビジネス関連の知識テストは回答ももらえますので、就労前に間違ったところを復習しておけば安心です。

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