パワーポイント(PowerPoint)の使い方/スライドショーの実行

スライドに目次に戻る動作設定ボタンを作る

スライドの枚数が多いときは、節目節目に目次に戻って説明すると、全体の構成がわかりやすくなります。ハイパーリンクと動作設定ボタンを組み合わせて、自由にスライドを行き来できるようにしましょう。

井上 香緒里

執筆者:井上 香緒里

パワーポイントの使い方ガイド

プレゼンでは、冒頭に目次などのスライドを使って概要を説明するのが一般的です。最初に概要を説明しておくと、聞き手もこれからはじまるプレゼンの流れを把握できます。

特にスライドの枚数が多いときは、1つのテーマの説明が終った段階でもう一度目次に戻り、全体の流れを再確認すると効果的です。そうすれば、区切りが明確になるのと同時に、聞き手が一息つける「間」を演出することができるからです。

ただし、スライドショー実行中に目次に戻る操作でおたおたしていると、プレゼンターとしての信頼に欠けてしまいます。このような時は「ハイパーリンク」「動作設定ボタン」を組み合わせて、目次スライドの文字をクリックするだけで該当するスライドにジャンプし、ボタンをクリックするだけで目次スライドの戻る仕掛けを作っておくと便利です。

別のスライドへのハイパーリンクを設定する


まず、目次スライドの文字をクリックすると該当するスライドにジャンプするハイパーリンクを設定します。基本的な操作は前回の「パワポのスライドからWebページを開くには」で紹介したWebページへのハイパーリンクと同じです。

目次スライドの1行目の文字をドラッグして選択し、ツールバーの「ハイパーリンクの挿入」ボタンをクリックします。
ドラッグした文字列を右クリックして表示されるメニューから「ハイパーリンク」を選んでもかまわない


「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスが表示されたら、左側の「リンク先」を「このドキュメント内」に変更し、「ドキュメントの場所」の一覧からジャンプしたいスライドをクリックします。設定が完了したら、「OK」ボタンをクリックします。
右側のプレビューでスライドの内容を確認できる


1行目の文字に色と下線が付き、ハイパーリンクが設定できたことが確認できます。同様の操作で、目次の残りの文字列にもハイパーリンクを設定しておきましょう。
目的のスライドにジャンプするためのハイパーリンクが設定できた
ハイパーリンクが正しく設定できたかどうかは、スライドショーを実行して確認しよう


これで、目次の文字をクリックするだけで目的のスライドにジャンプできる仕掛けが完成です。ただし、このままではジャンプ先のスライドから目次に戻ることができません。

次は、ジャンプ先のスライドから目次に戻る仕掛けを作ります
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