エクセル(Excel)の使い方/エクセル(Excel)の使い方関連情報

どちらの方法でワープロ的に操作する?

この記事では、ワープロ的に活用する話題のうち、「2つの操作方法が考えられる3つの話題」に焦点をあてて、そのメリット・デメリットを考察してみました。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

Excelをワープロ的に活用しよう!」では、Excelをワープロ的に活用するための基本的な考え方や活用法について紹介しました。この記事では、その後編として、「ワープロ的に活用する上で、2つの操作方法で実現できること」に焦点をあて、それぞれのメリット・デメリットを考えてみました。それぞれ好みもあるので「こちらが正しい!」とは言えませんが、私の経験なども踏まえた話も含めてみたので、ぜひご参考頂ければと思います。

セルを結合するメリット


1つ目は、「セルを結合するか、結合しないか」という話です。この問題は、特に、ワークシートを方眼紙のようにして活用する場合などに直面すると思います。セルを結合するのは、複数のセルを「ひとつのセル」として扱いたい時。そのメリットは、何といっても、セルの書式を設定しやすくなることです。

特に、罫線が引きやすくなります。セルを結合していないと、いちいちセル範囲を選択する必要があるからです。
セルを結合した場合

セルを結合していない場合


文書タイトルを設定するときにも、セル結合が活用できるでしょう。「セルを結合して中央揃え」ボタンを利用すれば、ワンクリックでタイトルを文書の幅の中央に配置できるので便利です。


結合すると制限が増える?


しかし、セルを結合すると「セルを移動したい場所へ移動できない」といった、ちょっとしたセル操作の制限が出てきます。行全体、列全体の挿入や、まだ何も作成していないエリアへの移動などは問題ないのですが、下図のように、結合したセル部分だけをちょっと移動したいときなどは、注意メッセージが表示されます。


また、表のレイアウトを変える話になった場合、「セル結合の作業が無駄になってしまった」といったことにもなりかねません。なるべくセルを結合しないで作業すれば、こういった無駄な作業を減らすことができます。

セルを結合する?しない?


それぞれ一長一短がありますが、なるべくセルを結合しない方が良い、と経験から感じます。罫線処理が面倒になりますが、工夫次第で何とかなります。もちろん、罫線を引くのは最後です。
複数セルを一気に設定

書式のみ貼り付け


>続いて、文章の折り返しについて考えてみましょう。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます