今回紹介するテクニック
大きな表などを参照するとき、下図のように、セルの背景色が1行おきに設定されていると、行単位でデータを追いやすくなります。しかし、この背景色の設定を、1行おきにいちいち設定するのは大変面倒ですね。今回紹介するテクニックは、この設定を簡単、かつ一瞬で行う便利テクニックです。考え方としては、条件付き書式機能とROW関数・MOD関数を利用して、奇数行、または偶数行だけにセルの背景色を設定します。まずは、各関数の基本をマスターしておきましょう。
ROW関数とは
ROW関数は、セルの「行番号」を返す関数です。構文は次の通りです。たとえば、引数に「A8」と指定すると「8」を返すわけですが、この関数は、「引数を省略したとき」に「ROW関数が入力されているセルの行番号」を返す点が大きなポイントです。