「どうやって?」が行動を促す
課長にオフィスレイアウトの必要性を説得できたら、次にきっとこういうセリフが返ってきます。
「で、どういう手順でやるつもりなの?」
このセリフにしっかりと答えられれば、企画はきっと実現されるでしょう。逆にまるで答えられないようでは、「中身については、まるで考えていないんだね。もう少し練ってから持ってきなさい」と言われてしまう確率が高い。
オフィスレイアウトを変更することで、予想したメリットを得られるかどうかは、言い換えれば先ほどあげた「なぜ?」が満たせるかどうかは、具体的な進め方によります。レイアウト変更の進め方次第では、逆に効率性が下がってしまう恐れもあるわけですから。だから、企画段階で「どうやって?」がある程度イメージできていることが前提となるわけです。
企画は3行で書ける
企画に最低限、必要なのは「なぜ?」と「どうやって?」の2つだと伝えてきました。つまり、これらをまとめると「企画は三行で書ける」ということです。
1行目は、企画を一言シンプルで述べたもの。上の例では、「オフィスレイアウトを変更しましょう」にあたります。2行目は、企画の「なぜ?」。そして3行目が企画の「どうやって?」。
たった3行です。手帳の端っこでも十分足りるくらいです。こう考えたら、1日1企画も実行可能のように感じられませんか?