企画のノウハウ/企画の立て方・まとめ方

企画発想力がアップする「なぜ」「どうやって」(2ページ目)

企画を立てるために最低限必要な要素とは? 企画立案のためのフォーマットをお伝えします。

野村 尚義

野村 尚義

プレゼンテーション・企画力 ガイド

業界トップ企業にプレゼンテーションや企画発想力を指導。上場企業役員などの指導も多数。プレゼン・企画の本質と方法論を解説。

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「どうやって?」が行動を促す

課長にオフィスレイアウトの必要性を説得できたら、次にきっとこういうセリフが返ってきます。

「で、どういう手順でやるつもりなの?」

このセリフにしっかりと答えられれば、企画はきっと実現されるでしょう。逆にまるで答えられないようでは、「中身については、まるで考えていないんだね。もう少し練ってから持ってきなさい」と言われてしまう確率が高い。

オフィスレイアウトを変更することで、予想したメリットを得られるかどうかは、言い換えれば先ほどあげた「なぜ?」が満たせるかどうかは、具体的な進め方によります。レイアウト変更の進め方次第では、逆に効率性が下がってしまう恐れもあるわけですから。だから、企画段階で「どうやって?」がある程度イメージできていることが前提となるわけです。

企画は3行で書ける

企画に最低限、必要なのは「なぜ?」と「どうやって?」の2つだと伝えてきました。つまり、これらをまとめると「企画は三行で書ける」ということです。

1行目は、企画を一言シンプルで述べたもの。上の例では、「オフィスレイアウトを変更しましょう」にあたります。2行目は、企画の「なぜ?」。そして3行目が企画の「どうやって?」。

たった3行です。手帳の端っこでも十分足りるくらいです。こう考えたら、1日1企画も実行可能のように感じられませんか?

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