飲み会で注意すること
普段はとっつきにくい人や苦手としている人との間に、飲み会によって交流が生まれ、その後のビジネスによい影響を及ぼすことは少なくありません。しかしその反面、度を超してしまうとトラブルや失態につながります。お酒は飲み方次第で「諸刃の剣」となります。大切なのは、いかなる時もビジネスマナーの心得を忘れないことです。■お酒を注ぐ・注いでもらうマナー
同席している人のグラスや盃が空になっていることに気づいたら、「お注ぎします」「何か飲まれますか」などと声をかけましょう。ただし、人それぞれの飲み方のペースがあるので、あまりしつこくならないようにしてください。お酒を注ぐ時は、無言で注ぐのではなく、「ご自宅では晩酌されるのですか?」「結構お強いんですね?」など、ひと言添えると話のきっかけが生まれます。
ビールを注いでもらう時は、グラスを片手に持ち、もう一方の手は底に添えましょう。最初は、相手が注ぎやすいように少し傾けてから、垂直に立てると泡がきれいに立ちます。注いでもらったら、必ず1回は口をつけましょう。注いでもらってすぐにテーブルに置くのは失礼にあたります。ワイングラスは、テーブルに置いたまま注いでもらいます。盃は右手で持ち、左手の指先を底に添えます。一気に飲み干さないのがマナーです。
■飲み会でのNG例
- 周囲に迷惑をかけるので、ベロンベロンに悪酔いするまで飲まない
- 社内の噂や他人の悪口は慎む
- お酒の弱い人や女性にお酒を強要しない
- 「無礼講」といわれても上司や先輩にタメ口を聞いたり、失礼な態度を取ったりしない
- 給料や待遇についてのグチや不満をもらさない
- 会社の機密を大声で話さない
- 酔っぱらっても不用意に店の客に名刺を配らない
- 仕事の書類や資料を店に置き忘れない
- 翌日「二日酔い」で欠勤や遅刻をするのは社会人として絶対NG
- 飲酒運転はもちろん絶対NG