大学生の就職活動/就職活動の選考対策

面接対策!質問を過去・現在・未来に分ける2(2ページ目)

面接官の質問は四種類ある。過去・現在・未来・その他だ。過去は自己PRを、現在は志望動機(熱意)を、そして未来は志望動機(価値観)を主に尋ねている。焦らず適切に対応すれば、面接なんか少しも怖くないのだ。

執筆者:見舘 好隆

「その他の質問・序盤編」対処法!

ここまで、君の「過去」「現在」「未来」への質問の例を挙げてきたが、この分類では当てはまらない質問も当然ある。この「その他の質問」には、序盤に頻出するものと、終盤に頻出するものがある。まず、序盤に頻出する質問の例を挙げる。
  • 昨日の晩御飯、何食べましたか?
  • 最近読んだ本は?
  • 緊張してますか?
  • 就職活動の調子はどうですか?
  • 朝のニュース、観ました?
面接対策
面接官は君にリラックスして欲しいのだ。ちなみにできる営業マンは、無駄話が得意である(友人談)。
この質問は、一言で言えば、「アイスブレイキング」、つまり、本当の君を知るための、面接官が配慮してくれた、会話のきっかけ作りである。記事「面接って何?」でも述べてきたように、面接の序盤は、とにかく「場」に馴染む、「場」を作ることから始めなくてはならない。初めてのデートだって、君はそうしたはずだ。面接官も、最初は学生の緊張を解くために、話しやすい話題から始めてくれることが多い。面接官としても、ずっと緊張されては困るからだ。できるだけ君の緊張を解いて、「素」の君を見極めたいからだ。

面接の序盤の「何気ない質問」は、すべて君の緊張を解く質問であり、その面接官の気持ちに応える会話を展開することが重要なのだ。

※次のページで、「その他の質問・終盤編」対処法!を学ぶ!

※「朝何を食べたのか?」「最近読んだ本は?」の答えで、当然合否が決まることはありえないことは理解できるだろう。つまり、面接官は最初に答えやすい質問をわざわざしてくれていることがわかる。よって、答えはどうでもよく、そこから心を冷静に保ち、会話が続けられるかが大切。慣れてくれば、「私はこの面接を粘り強く頑張るために、納豆を食べました」など、熱意を込めることを考えてみよう。

※その他、「留年」「留学」「大学院進学」など、学歴に関する質問は必ずあるので、ポジティブな説明を用意しておこう。
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