「採用直結型インターンシップ」のメリット
同じ価値観を持つ他大の学生と仲良くなれるチャンスは、将来に渡ってとても貴重なものになるだろう。 |
「まだ決めてないから、トライしなくていいよね?」
答えはノーだ。志望企業を決めていなくても、志望企業でなくても、「採用直結型インターンシップ」に挑戦することで、溢れんばかりのメリットを享受できるからだ。そのメリットを説明しよう。
- 一般採用の選考の練習ができる。
「採用直結型インターンシップ」の選考は、一般採用の選考と同じである。何も知らず、来年の本番でエントリーシートを書いたり、面接に挑んだとしても、勘が分かるまで時間がかかり、それまで落ちることになる。この「採用直結型インターンシップ」のエントリーシートや面接を体験しておいて、勘をつかんでから本番に挑むことができれば、落ちる企業を減らすことができるはずだ。
- もし内定が取れたら、余裕を持って一般採用にトライできる。
選考を突破し、インターンシップで新しい経験をし、さらにその後内定をもらえたなら、物凄い自信になることは間違いない。もちろんそのまま就職活動を終えてもいいが、結果その内定を辞退したとしてもその内定を期限までキープして一般採用に挑めば、何も持たず挑むよりも度胸も自分に対する信頼も桁違いに違うだろう。
- 志望企業を決める手掛かりが得られる。
この時期、「やりたいことがわからない」学生が多いだろう。だからこそ、そのヒントを得るために、職場を体験することは有意である。もし、そのインターンシップで「違うなあ」と思ったとしても、その企業の仕事が「やりたいことではなかった」ことがわかるからだ。
- 社会人と話ができる。人脈ができる。
3と同じく、「やりたいことがわからない」時に有効な手段は、社会人と話すことだ。もちろん研修中は与えられたテーマについての議論になると思うが、昼ごはんや飲み会に誘われる機会がきっとある。そんな時に、自らの就職活動のヒントをつかむ為に、いろいろ質問するといいだろう。また、インターンシップが終わってからも、アポを取って相談に乗ってもらうことができる。
- 他大の同じ価値観を持った友人ができる。
インターンシップは共同作業である。よって、他大の学生と仲良くなれるだろう。その中に同じ価値観を持った学生と出会えたなら最高だ。これからの就職活動のこと、将来のこと、いろいろ議論できれば、同じ大学の友人からとは違った刺激を受けることができる。就職活動のときにもお互い連絡を取り合うことで、今まで知らなかった企業を知ったり、社会人と出会う機会を得られるかもしれない。
- 達成感を獲得し、一般採用時の自己PRネタになる。
「採用直結型インターンシップ」は、採用を兼ねているからこそ、おそらく課題を与えられて、それを解決し、最後に発表するようなスタイルになることが多い。つまり、授業やアルバイト、サークルなどで得た達成感を、夏休みにもう一度新しく加えることができると思う。その経験は、きっと来年の一般採用時のエントリーシートや、面接の自己PRネタとして活用できるはずだ。
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もう、採用直結型インターンシップの選考は始まっている。そして前期試験も近づきつつある今、トライする勇気を持てない人もいるだろう。しかし、上述した6つのメリットは、かなり来年の就職活動を有利にする可能性大なのだ。
プレエントリーは数分。エントリーシートを書くのは1~2時間。選考は回数によるけど、1回当たり1時間以内。そんなに授業にも勉強にも影響しないし、インターンシップ自体は夏休み数日間(長期もある)。そんな無謀な投資ではない。
だからこそ面倒くさいと思わず、是非挑戦するべきだと、私は考える。
※大学院進学を考えている学生も、視野を拡げるために、人脈を獲得するために、トライしてみてはどうか。
※インターンシップの選考に合格してから辞退する時、また内定を辞退するときの注意は、こちらを読んでね。
※インターンシップの選考に合格してから辞退する時、また内定を辞退するときの注意は、こちらを読んでね。