大学生の就職活動/就職活動の準備

3年生必見!インターンシップに挑戦せよ(2ページ目)

採用直結型インターンシップには、就職活動の練習、社会人とのコミュニケーション、他大の友人獲得、そして新しい自己PRネタなど、溢れんばかりのメリットがある。まだ間に合う企業を探して、挑戦しよう!

執筆者:見舘 好隆

採用直結型インターンシップの流れ

インターンシップ
単なる経験を積むだけじゃなくて、選考の経験も積むことができるのだ。
前述した通り、採用直結型インターンシップは、採用活動の一環である。よって、それを期待する学生が多数応募することになり、その数を絞る作業がある。手法は大まかに以下となる。
  1. プレエントリー
    氏名や学校名、メールアドレスなど個人情報を登録すること。登録することで、エントリーの告知メールが来たり、ログインしてエントリー方法などが確認できるようになる。
     
  2. エントリー
    エントリーシートを郵送する。いわゆる書類選考であり、当落がある。
     
  3. 選考
    グループディスカッションやグループワーク、面接など。これを突破して、夏休みのインターンシップに参加する権利を得る。
まさに、一般採用と流れは同じである。

なぜ企業はこの時期、「採用直結型インターンシップ」を行うのだろうか。理由は明確である。2007年度は前年度より求人数が増え、2008年度採用も増加基調(参考:ディスコ「採用活動に関する調査」2006年10月)。景気が順調であり、また団塊世代の退職の穴埋め、そしてバブル崩壊時の採用抑制の是正も加味され、まさに「採用バブル」の再来である。しかしながら、求人数は増えても、学生の質を落としてまで「数合わせ」をしようとはしない(参考:ディスコ「採用活動に関する調査」2006年10月)。すると当然、通常の一般採用だけではいい学生の取り合いになってしまい、質を維持しての目標採用数を確保できない。一応、日本経団連が定めた「新規学卒者の採用選考に関する企業の倫理憲章」を大っぴらに破るわけにも行かない。と言う訳で、「採用直結型インターンシップ」「リクルーター採用」が最近目立つようになってきたのだ。
※リクルーター採用は、以前から特に理系の大学では教員が仲介して行われており、現在でも続いている。文系の学生については、金融系が多い。


「そうか、もう就職活動は始まっているんだ!(焦る焦る)」

そんなに焦らなくてもいい。全ての企業が「採用直結型インターンシップ」を行っているわけではないし、多くの学生が一般採用で内定を取っている。しかしながら、別の視点で考えてみれば、この「採用直結型インターンシップ」は、いろんな意味で有意なのである。


さて、「採用直結型インターンシップ」にトライすることで、どんなメリットがあるのだろうか。


※次のページで、「採用直結型インターンシップ」のメリットについて考察する。

※もちろん、志望企業が行っているなら、大学受験で言えば推薦入試みたいなものであり、受験機会は多いに越したことはないのであって、当然トライするべきである。
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