大学生の就職活動/就職活動の選考対策

面接官に伝わる就活自己PRの書き方(2ページ目)

自己PRは、自らの魅力や熱意を示すだけでは駄目だ。人事が「なるほど、弊社に入社した後も、弊社が求める力を発揮してくれそうだな!」と思ってくれなければ、エントリーシートも面接も突破できないことを知ろう。

執筆者:見舘 好隆

【手順2】受験する企業で「やりたいこと」を明確にする。

自己PR
やりたいことは内には存在しない。外にある。だからこそどんどん外で拾いに行こう。
君の「価値観・世界観」を表す言葉ができた。この言葉は便利で、例えばリクナビで企業検索する時にも使える。もちろん、一度作った言葉も活動中にどんどん変更・修正してもいいぞ。

さて、次に受験したいと思った企業で、何をしたいのかを明確にしよう。その企業の採用情報の中の、事業内容や仕事内容をよく読んでみよう。社長や社員のメッセージや、企業理念を読んでみよう。そして、その事業や仕事が、さっき言葉にした君の「価値観・世界観」と矛盾しないか、よく考えてみよう。

例えば、私が大学時代に考えた「価値観・世界観」は以下だった。
  • (海外に)飛び回りたい。未知なる刺激を得たい。
普通、旅行会社と商社を思いつくだろう。しかし、リクナビのキーワード絞り込み検索で「海外」「自由」などの言葉で検索すると、意外な企業がたくさん出てきた。
  • 世界の人々を驚かせる、楽しませる、喜ばせる、商品を一緒に生み出していきましょう。【ソニー】
  • インダストリアル・ビークル(開発・設計・国内/海外営業)【日産自動車】
  • 国内/海外提案営業【オムロングループ】
  • 50名のトレンドキャッチャーが世界を飛び、情報をキャッチ。【しまむらグループ】
  • 「世界中の人々が、物質面だけではなく、精神面の豊かさや充実感・満足感を持ちながら、人生を過ごしていける」社会の実現に大きく寄与していくことを目指す。【富士フィルム】
おお、世界を飛び回って、たくさんの刺激を得て、自らを成長させられそうな企業、たくさんあるじゃないか! 見つけたらどんどんノートに企業名をメモしていこう。そして一つ一つ採用情報を詳しく読み込んでみて、その企業でやりたいことを明確にして、これは!と思ったらメモしていこう。

ちなみにこの作業は、webだけに留まってはいけない。以下の手段も併用しよう。
  1. 店舗訪問
    実際に働いている姿を見るのが一番だ。商品も手に取って確認しよう。
     
  2. 広告(テレビやラジオ、新聞、雑誌)
    広告の文章も、自分の価値観や世界観とずれていないか、確認しよう。
     
  3. 商品パンフレット
    広告とやることは一緒。
     
  4. 先輩訪問
    これができるなら最高。仕事内容を良く聞いて自分との価値観・世界観とずれていないか確かめよう。
     
  5. 会社訪問
    先輩を通して、社内を見せてもらうと、その会社の躍動感や雰囲気がわかる。


※次のページで、受験する企業が「求める人材」を明確にする。
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