秘訣3:具体的でわかりやすいか?
サッと目を通して、伝えたい事が読み手に伝わるのか? 友人や先生に見せてみて、感想をもらうのも手だ。 |
例えば、
「主体的に行動する力」
という見出しでは、ありふれていて抽象的である。
逆に
「映画どろろの百鬼丸の如く屹立した意志」
これでは凝り過ぎである。「どろろ」や「屹立(きつりつ)」の意味を知らなければ、何も伝わらない。
いい例は書きにくいが、
「相手の気持ちを掴み、自らを爽やかに伝える力」
これくらいのさじ加減だろうか。もちろん、見出しだけでなく内容も同じことである。とにかく、他の学生と同じにならないオリジナリティを維持しつつ、凝り過ぎないように作ろう。これも、社会人(特に民間企業)における書類作成の大原則である。
秘訣4:箇条書きなど読みやすく書かれているか?
良くあるダメな自己PRは、「昔々あるところに…」的に、作文のように書かれているものだ。どこに要点が書かれているのか、さっぱり分からなくて読み手は嫌気が差してしまう。これは面接でも同じで、どこまで聞けば君の魅力のクライマックスが出てくるのか、わからない。聞き手は「早く話し終わらないかな~」と思うだろう。この点をクリアする書き方が、箇条書きである。
- 見出し
- 見出しの説明
- ポイント1
- ポイント2(※複数の場合)
- ポイント3(※複数の場合。3つぐらいが限度か?)
- まとめ
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<例>
「相手の気持ちを掴み、自らを爽やかに伝える力」
私は御社が必要としているコミュニケーション力を、マクドナルドのアルバイトを3年間続けることで身につけました。
- 常連客の顔とオーダーを記憶・提供し信頼感をプラスする
(※以下、説明文) - 入ったばかりの同僚をさりげなくかつタイミング良くフォローする
(※以下、説明文)
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以上、今一度、自分が書いたエントリーシートや履歴書の自己PR・志望動機欄をみて、赤の他人である読み手が、数十秒で君を正しく理解するための「パンフレット」になっているのかを、確かめてみよう。
※数十秒で君の魅力が伝わる履歴書・エントリーシートなら、面接もそのPRポイントを突いてもらえるので、答えやすく、より有利になるよ。