年功序列 VS 成果主義。そんな簡単な問題じゃない。

先輩から後輩へ
成果主義がはびこったおかげで失った年功序列のメリットの一つが、先輩から後輩へのスキルの継承だ。
日本型経営の三種の神器と呼ばれた「年功序列」「終身雇用」「企業内労働組合」。中でも「年功序列」は、バブル崩壊による高度経済成長の終焉により、年功主義から成果主義へと評価の軸足が移った。

しかし、移ったという割には、日本に成果主義が根付いているとも思えない。例えば富士通は1993年にいち早く成果主義を取り入れたがうまく行かず、2005年に個人よりチームワーク重視に修正した。逆にキヤノンの御手洗社長は「日本社会は人材の流動性が低く、終身雇用制も合理性がある」と終身雇用制のメリットを指摘しつつ、「処遇が年功序列だと、緊張感がなくなる」として年功序列のデメリットを指摘している(出典:「MYCOMジャーナル」)。また日本マクドナルドは、2006年4月に年功序列を廃するために「年齢だけで能力を判断しない」と定年制を廃止し、実力主義を鮮明にした。

どうも、単に「年功序列」を「成果主義」に変更すればいいのではないようだ。


というわけで、今回は大学生のみなさんが会社を吟味する時の視点として、

「年功序列 VS 成果主義」

を一緒に考えてみたい。

「そんなことが会社選びの基準になるの?」

なるよ。なぜなら、働くモチベーションに物凄く影響することだから。
君の働くスタイルに即しているのかどうかって、とても大切なことだと思うぞ。

さあ、一つ一つ理解していこう。

<目次>
  1. そもそも年功序列制度って何?
     
  2. 年功序列制度のメリット
     
  3. 年功序列制度のデメリット
     
  4. 成果主義制度のメリット
     
  5. 成果主義制度のデメリット
     
  6. さて、君が会社を選ぶ時のポイントは?



※次のページで、そもそも年功序列制度って何かを学ぶ