「社会で働く上で必要な力」=「基礎力」の例を見る!
水野真紀がイメージキャラクターで有名な不動産屋さん。 |
さて、企業が求める「社会で働く上で必要な力」=「基礎力」とは、一体どんなものだろうか?
企業の例を見てみよう。
以下は、スターツピタットハウス株式会社のホームページに載っている採用情報と経営理念、そして私個人がお世話になったピタットハウス仙川店のスタッフから聞いた言葉だ。
- 採用方法…適性検査及び面接による。
- 選考基準…選考は人物重視で行います。就職活動用に自分を着飾ることなく、自然体で参加して下さい。
- 経営理念…「顧客満足」にとどまらぬ、「個客感動」を与えられる不動産ショップです。「おもてなしの精神(ホスピタリティー)」と「サービス業に徹する気持ち」が原点です。
- 先輩社員の声…「学力は関係ありません。他社のように営業成績優先の会社ではありません。お客様が望む物件をコツコツ紹介できる、心からお客様に喜んでもらいたいという素直な気持ちがある人に内定が出ると思います」
太字で示した部分こそ、「基礎力」である。
さて、スターツピタットハウス株式会社は、どんな「基礎力」を求めているのだろうか? 記事「そもそも、『企業が求める力』って何なのさ?」で書かれている、リクルートワークス研究所が発表した「基礎力」から選ぶとしたら、どれだろう? おそらく以下の二つだ。
- 感情制御力…感情に流されない。
- 自信創出力…いわゆるポジティブシンキング。モチベーションを持ち続ける。
ところで企業は「基礎力」どうやって測っているのだろうか? スターツピタットハウス株式会社の採用方法を見ると、「適性検査及び面接」とある。そして選考基準には、「就職活動用に自分を着飾ることなく、自然体で参加して下さい」と書かれている。どうも「基礎力」は適性検査と面接で測るようだ。そして「基礎力」は一夜漬けで表現するものではないことがわかる。
「基礎力」(コンピテンシー)を測る面接のことを「コンピテンシー面接」と呼ぶ。次ページでコンピテンシー面接の全貌に迫る。
※次のページで、コンピテンシー面接って何?かを学ぶ!