大学生の就職活動/就職活動の選考対策

太っていると就活面接に不利?(2ページ目)

就職活動における「ルックス」とは、「スリム」「美人」が問題ではない。「外見に表れる心」を指す。「感情」「声」「体(姿勢)」が大切だ。毎日鏡を見て表情や姿勢を確認し、声の大きさなどに気を遣うべし。

執筆者:見舘 好隆

「入りたい会社」「やりたい仕事」が見つかれば、
自然に就職活動における「ルックス」は、磨かれるはず>

対人態度=表情×55%+音声×38%+会話×7%

心理学者マーラビアンが導き出した、「相手が自分のことを好きかどうか見極めるときに、何を重視してそれを判断しているか」の公式。確かに「自己PR」の内容より、「表情」つまり、「ルックス」の方が大切であることは明らかなようだ。(出典:『仕事のための12の基礎力』大久保幸夫)

もちろん、外見がいいほど有利であることは現実的にあるでしょう。しかしながらそれはプラス要素の一つに過ぎず、明らかに「外見はいまいちだけど中身がいい人」が、「中身が悪くても外見はピカイチ」に負けることはありえない。アナウンサーやフライトアテンダントだったら、全力で外見を磨かないといけないけど、そんな会社なんて少ないよ。

就職活動における「ルックス」とは、単に「スリム」とか「美人」とか、そういう問題ではない。

「外見に表れる心」を指します。

詳しくは記事「面接で魅力を倍増する方法」で書きました。
    • 「感情」で魅力を伝える…感情はそのまま表情に出て相手に伝わる。よって感情をいい状態に保たなければならない。気分転換や感情を運動させる訓練を忘れずに。
    • 「声」で魅力を伝える…声そのものの美しさが問題ではない。相手に配慮した「大きさ」「高さ」「速さ」「間」が大切だ。
    • 「体」で魅力を伝える…「体」そのものが問題ではない。相手から見た「姿勢」がポイントだ。またリラックスしているかも重要である。
つまり、逆にいくらスリムでも、美人でも、表情が曇っていたり、声にメリハリが無かったり、猫背だったら内定は取れないということだ。

とにかく「太っていること」を悩むより、毎日鏡を見て豊かな感情が表情にアウトプットされているか、友達と話す時に声の大きさや高さなどに気を遣ってみるとか、大学のダンス部にでも行って美しい姿勢を教えてもらうとかの方が、効果が出ると思うよ。

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あと、一番の解決方法は、とても入りたい会社や、やってみたい仕事を全力で探すことでしょうね。

ほら、好きな人とデートする時って、服とか髪型はもちろん、表情も声も姿勢も精一杯気を遣うでしょ。好きな人と会う日ために、普段から食生活や睡眠だって気にするでしょ。それと同じです。

「入りたい会社」「やりたい仕事」が見つかれば、自然に就職活動における「ルックス」は、磨かれるはず。よって、体型に悩む以前に、就職活動にのめり込むことを意識してほしい。

体型なんか後にでもどうにでもなる。

でも、新卒における就職活動は、今しかできないんだから。


※必ず読むべし!記事「面接で魅力を倍増する方法」
※必ず読むべし!記事「面接を突破する力その1・反応力」
※参考文献:『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』(鴻上尚史)
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