大学生の就職活動/就職活動の準備

社会人になっても、自分に素直に生きられる?

きっと入社したとたん「自分に素直に生きる」思いは打ち砕かれる。果たして素直に生きることは不可能なのか?「フォロー・ユア・ハート」は、到達を信じ努力を続けた者だけが到達できる働くスタイルなのだ。

執筆者:見舘 好隆

自分に素直に生きることは諦めた方がいいの?

フォロー・ユア・ハート先日、MBTI(性格類型検査)にトライした。MBTIとは「自分の強みや関心の理解」「学習や課題解決のスタイル」「今後の成長のヒント」を知るきっかけに使うテストだ。16タイプに分類され、私のタイプは「ESTP」。詳しい内容は割愛するが、「ふむ、確かにこんなタイプだな」と納得した。しかし、ふと変なことに気がついた。例えば指標「T(論理的・客観的思考)」←→「F(相手の立場を重視する感情)」の結果は「T」だった。実際そうだと思う。しかし今の私は「F」に憧れている、いや、正確に言えば昔の自分を懐かしむ思いを感じたのだ。
写真提供:FotoStyles

この感覚はもしかしたら、私は元々「F」だったのに、就職しビジネスを経験することで「T」へと変容したのではないかと疑った。それを裏付けるように、現在の「T」寄りの仕事より、「F」寄りの仕事のほうが精神的に楽で、自分らしく働けるのではないかと心から感じている。昔の自分に戻りたいのか? 昔の自分のままではビジネスに通用しないから現実にあわせたはずなのに? MBTIの受験は、そんな大きな気付きを与えてくれた。

「ええ! 自分のスタイルを変えなくてはいけないの?」
「自分に合う働き方で働ける会社を探せっていう事?」
「自分に素直に生きることは諦めた方がいいの?」


違う。そうじゃない。今回みなさんに伝えたいことは、

「自分のスタイルで素直に働くには、時間と力が必要だ」

ということ。さて、紐解いていきましょう。

※次のページで、脚本家・井上由美子さんと『白い巨塔』を例に考えてみよう。
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます