大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

就職活動の成功率を上げる戦略(4ページ目)

就職活動の成功率を上げる3つの要素は「ターゲティング」「タイムマネジメント」「宣伝の質」だ。最高レベルの君が勝ち取れる、最高レベルの内定を取るために、成功率を上げる努力を今こそしよう!

執筆者:見舘 好隆

【要素3】宣伝の質

就職活動戦略
ライバルの学生より一歩先を目指すために、頑張って先輩と会おう。
宣伝の質、就職活動で言えば、自己PR(志望動機)の質となる。それは文字だけでなく、表現(面接・グループディスカッション)の工夫も質と言えよう。前頁で例示したアクションプランを実行して、その質を高めなくてはならない。

高める方法で最も効果が高いのが、記事「先輩取材をして最強の自己PRを作る」 「店舗訪問のコツ!」で述べたとおり、先輩訪問・店舗訪問である。特に先輩訪問が最も優れている。聴くことは以下の2つ。
  1. 現場ではどんな人材を求めているのか?
  2. 先輩はどうやって内定を取ったのか?
この喉から手が出るほど知りたい情報をリアルにゲットできるのだ。「求める人材」は自己PRに使えるし、先輩が行った就職活動を参考にすればより確実になるだろう。また、面接で先輩から聴いた話を披露すれば、真剣に就職活動をしている熱心さが面接官に伝わるだろう。おまけに作ってきた自己PRを添削してもらえば完璧だ。いいことばかりしかない。

もちろん、先輩がいなければ、店舗訪問するしかない。さらに店舗が無ければ、あらゆる人脈を駆使して何とかするしかない。もう1月だ。時間は少ないが、せめて第一志望ぐらいは何とか今から頑張って先輩訪問を実現して欲しい。

あと、面接とグループディスカッションは、テクニックよりひたすら練習だ。友人とならいつでもできるし、早めに選考が始まる企業の中で興味を持てるところがあったら、腕試しで受験するのもいいだろう(その会社が第一志望になるかもしれない)。大学の就職課に行って練習に付き合ってもらってもいい(断られてもしつこく頼んでみよう)。初対面の人でもすぐ打ち解けて、自分をどんどん押していける稀有な才能を持っていない限り、第一志望の企業が始めての面接になってしまっては、目も当てられないよ。

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私が出会った学生で、以上の「就職活動の成功率を上げる戦略」をコンプリートしている人はいない。教えてもやらない学生もいる。どこかで「何とかなる」と思っているのだろう。もちろん、「何とかなる」かもしれない。しかし今、やるだけやらなくて、いつやるんだろうか。人生の中で、最初に就職する企業は、君にかなりのインパクトを与える。入社した後も、辛いことや悲しいこと、たくさんあるだろう。そんな時に「踏ん張れるか」は、全力を出し切って挑み、内定を勝ち取った企業かどうかではないだろうか。

最高レベルの君が勝ち取れる、最高レベルの内定を取るために、成功率を上げる努力を、今こそして欲しい。
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