大学生の就職活動/就職活動の準備

就活準備 失敗して一皮むける

実績が無くても面接官に伝えることができる力「ストレス耐性」。少々の失敗にへこたれない学生は人事にとって魅力的だ。その力は学生時代の「失敗を恐れず失敗して克服する」経験で積み上げられる力だ。

執筆者:見舘 好隆

自律した学生になる方法・その3「失敗を乗り越えたことがある」

キャリア自律「人事が切望する“自律した学生”」になる方法>
写真提供:FotoStyles
さあ3つ目。「失敗を乗り越えたことがある」を考えてみよう。

周囲に積極的に働きかけることができる力こそ、実行力だと理解できた。
次に会社が求めるのは「ストレス耐性」だ。

仕事はある意味「信頼されて」任される。「あの人なら何とかするだろう」という信頼感だ。社会人であればそれは実績で裏打ちされる。実績を積み上げて、信頼感を勝ち取るしかないのだ。

さて学生のみなさんには当然実績は無い。あったとしてもアルバイトやインターンシップでのささやかな実績だ。それでは「信頼感」は勝ち取れない。

でも唯一、学生が面接官に伝えることができる信頼感がある。それが「ストレス耐性」だ。入社後初めての仕事はきっと失敗するだろう。最初は仕方ない。でもずっと失敗では困る。失敗しないようになるにはスキルもさることながら、それ以上に「失敗してなるものか!」という責任感が必要であり、それを支えるのが「ストレス耐性」なのだ。すなわち「ストレス耐性」が無い学生は、人事は取りたくない。絶対に取りたくない。プレッシャーやストレスの無い職場なんて存在しないし、ちょっとの失敗で辞められるのは困るからだ。

さて、では学生時代に「ストレス耐性」を身につけるにはどうすればいいのだろう?


※ずっと長くアルバイトしてそのまま社員になるなら、アルバイトは十分な実績になります。

※次のページで、あえて学生時代に失敗して、乗り越える訓練を積む意味を知る!
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