大学生の就職活動/就職活動の準備

就活準備 失敗して一皮むける(2ページ目)

実績が無くても面接官に伝えることができる力「ストレス耐性」。少々の失敗にへこたれない学生は人事にとって魅力的だ。その力は学生時代の「失敗を恐れず失敗して克服する」経験で積み上げられる力だ。

執筆者:見舘 好隆


あえて学生時代に失敗して、乗り越える訓練を積む意味

では、学生時代に「ストレス耐性」を身につけるにはどうすればいいのだろうか?

これは簡単だ。ストレスを克服する機会を創ればいい。ゼミの発表でも、クラブでも、バイトでも何でもいいから、チャレンジする機会を積極的に創ればいいのだ。克服する訓練を積むためにも、失敗を恐れない挑戦を続ければいい(わざと失敗しないでね!)。そして失敗して叱られたらいい。恥をかけばいい。落ち込めばいい。落ち込んだ上で、次にうまくいけば「克服」だ。それが「少々の失敗にはくじけない」ストレス耐性なのだ。

私自身大学生時代、コンサート照明操作や百貨店での応接セット販売などで「こっぴどく怒られた経験」は今でも忘れない。ずっと心に残っている。無くならないのは、無くして同じ失敗をしたくないから。だからあえて大切にしているのだろう。それは社会に出るまでに必要な洗礼だったのだ。入社して働く前に、失敗の予行練習を「有給」でやらせてもらったと考えればかなりお得だ。入社してから何度も失敗したら、そのまま査定に響く。それよりはるかに効率的だ。

よって面接での自己PRは、「成功体験」ではなく「失敗体験」を経て得た力をPRすることがベストなのだ。


マニュアル通りにルーチンワークを行ってもキャリア自律には繋がらない。

クランボルツ・スタンフォード大学教授の「プランド・ハプンスタンス・セオリー(計画された偶発性)」をいつも意識して、リスクテーキング(少しのロスを恐れない勇気を出すこと)をしよう!


自律した学生になる方法・その4「人に相談ができる」に続く!

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