50社プレエントリーしたけど、多すぎて会社研究できません!
プレエントリーしたいけど、何を基準にすればいいのかわかりません! |
この勢いに焦ったり、また呑気に構えるのは良くない。今は自らの就職活動の軸を強く持ち、足場を固める時期である。大学2年生にとっては、これからの年末から春休みにかけて、目一杯選択肢を広げる最後のチャンスだ。できるだけたくさんの社会人や会社、仕事に意識して触れることが大切となる。
しかし、余り手を広げすぎるのもあとで絞りきれなくなるし、特に大学3年生にとっては、具体的に会社研究をする企業を絞る時期でもある。というわけで今回は記事「会社選びのキホン!」に引き続き、会社選びの簡単なコツを述べたいと思う。
それは収入や福利厚生、勤務地、知名度ではない。
「自分が成長できる環境は何処なのか?」の視点だ。
【選ぶコツ1】お客様は誰か?(BtoB・BtoC)
BtoBとはEC(電子商取引)においての「Business to Business」、すなわち企業間取引のことを言う。また、BtoCとは「Business to Consumer」、すなわち企業と一般消費者の取り引きのことを言う(CtoCは、Consumer to Consumer、すなわちネットオークションのような一般消費者間の取引)。今回はECの話ではないが、わかりやすいのでこの言葉を使ってみる。さて、君が気になる会社はBtoB? BtoC? 例えばIBMはBtoBである。例えばイトーヨーカドーはBtoCである。ソニーはソニースタイルを除き、ほとんどがBtoBとなる。当然、BtoBの場合、一般消費者と仕事することはない。よって、もし「お客様とコミュニケーションしたい」と思っていたら、BtoBの会社では不可能となる。逆にBtoCはお客様と接することが多くなるが、BtoBの仕事もあるので、配属によっては「お客様とコミュニケーションしたい」けどできないこともある(例えば仕入れ担当になればBtoBだ)。また、一見BtoCのように見えるが、業務内容はBtoBの会社もある(例:JTB首都圏の業務は法人営業や、修学旅行などの教育旅行営業、代理店営業などの提携販売であり、BtoBである)。
誰と仕事をしたいのか? よく考えてみよう。
※次のページで、「取扱商品は有形・無形?」「チームで挑むのか、個人で挑むのか?」の視点でチェックしてみよう!