「一番最初に会場入りする」で7馬身リード!
「じゃあ、簡単に10分で教えるよ。メモしてね。明日のために早く帰らないといけないから。さて、明日の説明会は何時から始まるの?」
「朝10:00」
「じゃあ、当日のミッションその1。一時間前に会場へ行くべし!」
「ええ!そんなに早く行かなくても…」
「これには意味がある。まず、一番前の席に座るためだ」
彼女は口をポカンとしている。そんなこと考えたことが無かったようだ。
「一番前に座れば、話が聞き取りやすいし、何よりもセミナーの講師に顔を覚えてもらえる。メモは印象に残ったキーワードだけを書いて、基本的にはずっと講師の顔を見て、話に反応して頷くんだ。人は熱心に話を聞かれると嬉しいものさ」
彼女は一生懸命メモを取った。
「それにね、早めに行けば、隣に座る学生と話す時間ができる。自分から話しかけてごらん。相手はびっくりするかもしれないけど、早めに来て前に座る学生だ。きっと意識は高いはず。意識の高い学生なら、きっと話は合うし、有意義になるはずだ。終ってからもお茶に誘いやすくなる」
「うんうん」
「そして3つ目は、熱意を行動で表現できることさ。一番最初に来たこと=第一志望なんだよ!ということを、受付の人事スタッフにPRできるじゃないか。忙しそうでなければ、“〇〇大学の〇〇です。はじめまして。私は御社が第一志望なので、一番早く来ました。本日はよろしくお願いします!”と元気よく挨拶すればいい。とにかく、人事に顔を覚えてもらうことが大事だ」
そう、本社訪問や全店舗制覇と同じことだ。
具体的に行動で示したことだから、相手に伝わるんだ。
彼女は頷きながら、笑顔になった。
「そうそう、その笑顔さ。講師にとってその頷きと笑顔が一番のエネルギーなのさ。気持ちよく話してくれるよ。そしてきっと君の顔を覚えてくれる。人事だって、熱心な学生の顔は決して忘れないんだ」
※面接前には「カフェでリラクゼーション」するのもオススメだ。ギリギリに行って焦ると、必ず落ちるよ。
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