大学生の就職活動/就職活動の準備

就職活動に成功する5つの法則(5ページ目)

就職への「情熱」はありますか?サポートしてくれる「人」はいる?志望会社に「温もり」を伝えてる?あなたという「商品」を磨いている?そして内定後の「明確な目標」は?以上が存在する人だけが、内定が取れる。

執筆者:見舘 好隆

商品(Product)

「話してくれたでしょう?質を犠牲にしてまで安いコーヒー豆に変えたくはない、って。だから、商売を営むなかで、最高の豆、最高の仕入先を追い求めてきたのよね。そして、コーヒーを淹れてお客さまにお出しする、最高の方法を見つけだした。お客さまに意見を求め、それを尊重した。あなたは直感的に知っているのでしょう。お客さまが持ち帰るラテではなくて、<エル・プレッソ>にまるわる経験すべてが、商品だということを。」
(出典:『ビーンズ!』レスリー・A・ヤークス、チャールズ・R・デッカー著)

就職活動は、あなた自身を売り込むビジネスだ。あなたが商品そのものだ。さて、そのクオリティに妥協はないだろうか?


例えば、エントリーシート。前日の夜ギリギリに出していませんか? エントリーシートに書く自己PRを、先輩に見せてコメントをもらいましたか? 全店舗回りましたか?

筆記試験。問題集一冊こなしましたか? 過去問を先輩に聞きましたか? SPIの練習をしましたか? 店舗・会社訪問をしましたか? 志望業界・会社の関連書籍や新聞雑誌記事はスクラップしていますか?

会社説明会。一番早く来場して、設営スタッフと話をしましたか? 一番前に座りましたか? 手を上げて質問をしましたか? セミナー後に講師を捕まえて話をしましたか? 隣に座った学生と情報交換しましたか?

面接。一週間前から体調を整えましたか? 先輩に何人にも会って、何を聞かれるか確認しましたか? 面接の練習、何度も行いましたか? スーツやシャツにしわはありませんか? 靴は磨かれていますか? 髪型は整ってますか? 携帯の電源は切った? 店舗レポートやポートフォリオは持参しましたか?


あなた自身が、商品(Product)だ。
商品を売るには、商品を購入するお客さま(この場合志望業界・志望会社)の知識が必要だし(会社研究)、適正な値付けやキャッチコピーも必要だ(自己PR)。フレンドリーな店員がいる雰囲気のいい店舗の棚に置かれなければいけないし(声・表情・相槌)、きれいなパッケージに包まれていなければならない(アイロンの効いたシャツ、磨かれた靴、整った髪形、正しい姿勢)。わかりやすい説明書だって必要だ(履歴書)。

そして、その商品そのものが磨かれていなければ当然売れない(人柄・コミュニケーション能力・可能性)。
ベストは大学1年生から意識して磨かれるべきだが、現在就職活動中であれば、日々いつも「自分を磨く」しかない。少しでも磨かれれば、全く磨かれない埃をかぶった学生になら、勝つことができる。


商品(Product)

これは今のみなさん自身。自信を持って売れる状態にあるのか、考えてみてください。


※次のページで、あなたの志と目標、つまりキャリアプランについて考える。
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