会社はただ、結果を求めます
会社が学生へアピールする項目と、学生が会社を選ぶときの項目には、実はかなりのギャップがある。「採用アピールの際、重視した項目【企業】と、入社予定企業を選択する際、重視した項目【学生】」
さて、まず会社のキモチを考えてみよう。
会社は学生にこうアピールしている。
「責任ある仕事を任せます!」
「社会や地域に貢献しています!」
「仕事の成果や業績を正当に評価します!」
二つ目の「社会貢献」を除く二つは、言うまでも無く「実力成果主義」をほのめかしている。翻訳するとこんな感じ。
「責任ある仕事を任せるから、その分結果を出してもらうことにも責任を持ってもらうよ。結果を出す自信が無いなら、入社を希望しないでくれよ」
「我が社は社会にも地域にも、ちゃんと貢献している公正明大な会社です」
「仕事の成果や業績に合った待遇をします。つまり、給料が欲しいなら結果を出せと言うことです。結果を出せない人は、一銭も給料を出さないよ」
説明する必要も無いでしょう。会社も生き残りを賭けて不況の中戦っています。社長も人事部長も、結果が伴わなければ、責任を取らされるのです。もうギャンブルはできない。だから、会社も「結果を出すことを至上命題にできる学生」が欲しいのです。
※次のページで、学生が企業に求めることは何かを知ろう。