大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

就職活動ケーススタディ「ホテル業界」 1(5ページ目)

就職活動は多くの壁にぶつかる。自分の経験では希望業界の自己PRが書けない事に気づいたり、第一志望に書類で落ちたり。もう頑張っても無理だと心が叫ぶ時どう抗うのか?主人公と共に壁を乗り越える疑似体験をせよ。

執筆者:見舘 好隆

【4.統合・意思決定】第一志望敗退!もう、説明会にも行きたくない!

4月上旬、藍子に悲しい知らせが届く。

ホテル見学には3回、先輩訪問も二人も行い、そのうち一人にはその先輩が就職活動を行った時の履歴書のコピーをもらうなど、完璧に準備していたAホテルの落選通知だ。

それもエントリーシートでの落選。面接で一度も自己PRできずに、落ちてしまったのだ。

藍子は当然落ち込むが、気持ち振り絞って、ホテル業界・フード業界・紳士服業界を受験し続けた。そして迎えた5月、フード業界・紳士服業界は内定が取れた。しかし、本命のホテル業界は全くダメだった。不安だけど走り続けたおかげで、他業界の内定は取れた。でもホテルは取れない。きっと不安が解消しないからだ。いつも「違和感」を持って受験してるからだ。「Aホテル」のような熱意が沸かないからだ。

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ついに彼女はここで、

「もうホテルの会社説明会に行きたくない!」

と行くのをやめた。

藍子はここで、最大の壁にぶちあたった。苦しい、辛い。もうダメだ。ホテルは諦めるべきなのか?


この窮地を救ったのが、次の記事で紹介する「背水の陣ノート」だったのだ。


※ここから先は、「ケーススタディ『ホテル業界』 (2)」へ続く!


※彼女はこの時点で内定を2つ取っている。
紳士服C社は4月に内定し、事情を話して保留にしている。保留にした理由は、人事と社長を好きになったからだ。次ページで述べるが、納得できるホテルの内定が取れなかったら、ここに行こうと意思決定した。
フード業界D社も4月に内定し、即刻辞退した。理由は「社長の考え方が合わなかった」からだそうだ。彼女は社長との相性をとても重視している。それは正しいと思う。(参考記事「社長不在の会社説明会はダメ?」

※「背水の陣ノート」以外にも、壁にぶつかった時に彼女が実践していたストレス解消法を記す。
  • 原宿で大好きなショッピングをする。…まさに息抜き。
  • デニーズでアルバイトをする。…自分の居場所があり、自信の源泉でもあるデニーズへ帰ることが息抜きになる。
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