【実践編2】自らの基礎力を向上させる(内的キャリア)
準備したアクションプランを実行せよ。そしてその評価をしよう。同僚や先輩からコメントをもらうことも忘れずに。 |
「傾聴力」を向上させるアクションプランの例を再掲する。
<1→2へのアクションプラン例>
- 「インターンシップ先で社員から指示を受ける時には、相手の目を見て頷き、ちゃんとメモを取ってハキハキ返事しよう!」
「私はこのインターンシップで『傾聴力』を向上したいと考えている。そのために講師の方を見て頷いたり、メモをキッチリ取ってハキハキ返事をしようと実践していますが、講師の方から見て、いかがでしょうか。また『傾聴力』を向上させるためにもっとどのようなことを心掛ければ宜しいでしょうか?」
と聞いてみよう。そもそもそのインターンシップ担当社員は、大学生の基礎力を鍛えるために講師をしているのだ。こんな質問は嬉しくてたまらないはず。気が付いたことをどんどんアドバイスしてくれるだろう。
<2→3へのアクションプラン例>
- 「インターンシップ先でガンガン質問をして、分からないことや知りたいことをちゃんと相手に伝え、より深い知己を獲得しよう!」
そもそも、自らの基礎力が高まったかどうかは、自ら感じるものだと思うが、実際客観的に見てどうなのかは知っておいた方がいいに違いない。実際レベル2だと思っていても、実はレベル1なのかもしれないし、逆にレベル3にすでに成長しているのかもしれない。いずれにしても自らのレベルを正しく把握しておくことは、とても大切なことだ。
さらに、この問いかけは、インターンシップ初日に講師に伝えるほうが良いだろう。そして最終日に、「私が目標としていた基礎力は、実際向上したでしょうか?」と勇気を持って聞いてみることが大切となる。意識を持って日々アクションしたのなら、必ず向上しているはずだ。だからこそ、第三者の視点から見た評価をもらったほうが自信になる。その言葉は「成長した証」。その自信は、インターンシップ終了後の自分にとって、かけがえの無い「自らをさらに成長させるエンジン」となるだろう。
向上した基礎力も立派な成果だが、基礎力を向上させた自信こそ最高のお土産なのだ。
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【実践編】をもう一度まとめる。
<外的キャリア>
- 未知の世界をより理解する。
- 社員にどんどん質問する。
<内的キャリア>
- レベルアップさせたい基礎力をゲットするためのアクションプランを実施する。
- レベルアップさせたい基礎力を講師に伝えて協力を仰ぐ。
この作業をするのとしないのとでは、成長する可能性は雲泥のほど違う。
騙されたと思って、実行せよ。
※次のページで、【終了後編1】知りえた世界を言語化することを学ぶ!