大学生の就職活動/就職活動での自己分析

インターンシップで確実に成長する秘訣 3

「目標設定→実行→評価→言語化」このスキームでインターンシップに取り組めば、自らの基礎力を成長させ、獲得した知識・スキルは十分就職活動にも学業にも活用できる。

執筆者:見舘 好隆

【終了後編1】知りえた世界を言語化する(外的キャリア)

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毎日実習録を書くことになると思うが、せっかく学んだことを忘れないためにも、空き時間にノートにまとめるようにしよう。そのノートこそ、君の成果だ。
※記事「インターンシップで確実に成長する秘訣 (2)」より続く。
記事「先輩取材をして最強の自己PRを作る」にも述べたことだが、インターンシップに参加したからこそ得られた知己を、「言葉」にしなくてはそれは成果ではない。なぜならば、言葉にできなければ記憶に残らないし、活用できないからだ。

記憶に残らなければ、当然将来に活用できない。特にそれが際立つのが、これからの授業や研究だ。記事「授業を通して企業が求める力を得る!」でも述べたが、そもそも別にインターンシップでなくても授業や研究を通してでも基礎力は高められる。しかし、その授業や研究に対して意欲的に興味をとって取り組まなければ、長続きしないだろう。だからこそ、せっかくインターンシップで知りえた知己を、授業や研究に生かすことを是非意図して欲しい。

以下は実際にインターンシップに参加した私が勤める大学生の言葉だ(若干修正している)。
    • 「病院にて、チーム医療の目的やその難しさを学んだ。将来に向けてもっと勉強していきたい」
    • 「企業の宣伝部で、宣伝の難しさややりがいを学んだ。もっとマーケティングを勉強していきたい」
  • 「都税事務所にて、業務において様々な法律が仕事と関わりを持っていることに気付いた。名前しか知らなかった法律をもっと勉強したいと思った」


このように、実際に実践することで得た知己は、これからの勉強意欲をますます高めてくれるだろう。特に卒業研究においては、既存の論文を読んだところで絶対に気が付かない仮説をもプレゼントしてくれる(実際私もそうだった)。


インターンシップは、就職意識だけを向上させるものではない。
もっと勉学へと反映させることも意識すべきだと私は思う。


※次のページで、【終了後編2】基礎力を成長させたプロセスを言語化することを学ぶ!

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