大学生の就職活動/就職活動での自己分析

インターンシップで確実に成長する秘訣 1(2ページ目)

「目標設定→実行→評価→言語化」このスキームでインターンシップに取り組めば、自らの基礎力を成長させ、獲得した知識・スキルは十分就職活動にも学業にも活用できる。

執筆者:見舘 好隆

【準備編1】未知の世界をより理解するために下調べする(外的キャリア)

インターンシップ
まずホームページ読破だ。さらに関連図書を読んでおこう。新聞などで関連ニュースのチェックも怠り無く。
まず、インターンシップで学ぶことは以下の二つだ。
  1. 外的キャリア…その業種・職種における今まで知らなかった知識やスキル。
  2. 内的キャリア…社会人として働く上で必要な、コミュニケーション力や実行力、積極性など。
まず、インターンシップに参加する前に、外的キャリアを身につける上で何を準備すべきなのだろうか。

答えは「下調べ」だ。みなさんは旅行に行く前に、旅行先のことを調べないだろうか(観光付きパッケージツアー除く)。例えば海外であれば、その国の言語や通貨、為替レート、気候、宗教、食べ物、空港から市内へのアクセスなどなど、あらかじめ調べておいたほうが楽しく旅行ができる事を知っているはずだ。

インターンシップも同じこと。インターンシップ先の企業や団体を可能な限り調べておくことが必須だ。まずホームページを完全に読破しよう。そして図書館などでもその企業や団体に関わる記事や資料を探してみよう。さらに、そこで働く先輩や昨年インターンシップに行った先輩を捕まえるのも手だ。あらかじめ調べた情報を持っていたほうが、会話の中に出てくる専門用語も理解しやすくなるし、業務もスムースに進むことは想像に難くない。

そして、その調べた情報の中から一つ「獲得したい知識やスキル」を目標設定しておくことが肝要だ。例えば、
  • 「(旅行会社で)パッケージツアーの手配の流れを把握したい」
  • 「(雑貨店で)どうやって売れ筋商品を把握して仕入れにつなげているのかを知りたい」
  • 「(ホテルで)接客のプロのノウハウをゲットしたい」
  • 「(広告代理店で)クライアントがうなる企画書の作り方を身につけたい」
  • 「(医療機関で)チーム医療の現状と問題点を把握したい」
などなど、アバウトでもいいから決めておこう。決めておくことで興味を持って話を聞けるし、質問をしようと行動もできる。何も意識しなければ、話に興味も持てないし、質問もできない。結果、何も得ることはできない。

「下調べ」。何事もここからスタートすることを忘れてはならない。


※次のページで、【準備編2】今の自分の基礎力レベルを把握しておくことを学ぶ!
※会社や団体をあらかじめ調べておくポイントは、以下の記事を参照してね。
「業界&会社研究講座<基本編>」
「いい求人広告・悪い求人広告」

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