大学生の就職活動/就職活動での内定から入社まで

内定先に入社する決意(後編)(4ページ目)

自分のキャリアは自分で決める時代になったとはいえ、ある程度は新卒で入社する会社に育ててもらうことを考慮に入れるべきだ。目先の知名度や初任給の額、業界、仕事内容だけで選ぶのは、視野が狭すぎる。

執筆者:見舘 好隆


その会社で出世するキャリアプランを考えてみる

ずっとその会社で働くかどうかは、当然学生時代に決められるものではないが、やはりその会社でずっと働く可能性があるなら、どういう出世の道があるのかは、知っておいたほうがいいだろう。

高橋俊介・慶應義塾大学大学院教授は、『人材マネジメント論』の中で、現業部門を持つ業界の人材フローの様々なスタイルをまとめてくれている。

現業部門を持つ業界の人材フローの様々なスタイル


あくまでも概要なので、詳細は内定先の人事に確認してほしいが、店舗を持つ会社の場合には参考になる。たとえばスターバックスやユニクロなど現業部門を持つ会社に内定した場合、最初はもちろん店舗からスタートする場合が多いと思うが、さてどのような出世コースを辿るのだろうか。確認してみよう。

また、同書には経営幹部育成確保の人材フローの様々なスタイルもまとめてある。

現業部門を持つ業界の人材フローの様々なスタイル


ちなみに「発掘試練型」に「課長島耕作」を勝手に追加したのは私である。島耕作が勤める「初芝」は、最初から出世を約束されたグループを作る「女王蜂型」ではなく、どちらかというと「段階選抜型」だった。しかし、島耕作の才能を見出した幹部は、彼にさまざまな試練を与えた。結果、彼は成長しながら成果も出し、今や常務取締役まで昇進した。

また、概して同族企業の場合は社長は息子がなるケースが多い。グループ子会社なら親会社からの出向者との温度差がある。その辺りも念頭においてみるといい。


いずれにしても、出世の道だけが、その会社を選ぶポイントではない。転職が普通になった昨今、そんなにたいした問題でもない。しかし、一応意識してみてもいいかもしれない。

※次のページで、その会社の研修制度を吟味してみる
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