その会社で出世するキャリアプランを考えてみる

ずっとその会社で働くかどうかは、当然学生時代に決められるものではないが、やはりその会社でずっと働く可能性があるなら、どういう出世の道があるのかは、知っておいたほうがいいだろう。

高橋俊介・慶應義塾大学大学院教授は、『人材マネジメント論』の中で、現業部門を持つ業界の人材フローの様々なスタイルをまとめてくれている。

現業部門を持つ業界の人材フローの様々なスタイル


あくまでも概要なので、詳細は内定先の人事に確認してほしいが、店舗を持つ会社の場合には参考になる。たとえばスターバックスやユニクロなど現業部門を持つ会社に内定した場合、最初はもちろん店舗からスタートする場合が多いと思うが、さてどのような出世コースを辿るのだろうか。確認してみよう。

また、同書には経営幹部育成確保の人材フローの様々なスタイルもまとめてある。

現業部門を持つ業界の人材フローの様々なスタイル


ちなみに「発掘試練型」に「課長島耕作」を勝手に追加したのは私である。島耕作が勤める「初芝」は、最初から出世を約束されたグループを作る「女王蜂型」ではなく、どちらかというと「段階選抜型」だった。しかし、島耕作の才能を見出した幹部は、彼にさまざまな試練を与えた。結果、彼は成長しながら成果も出し、今や常務取締役まで昇進した。

また、概して同族企業の場合は社長は息子がなるケースが多い。グループ子会社なら親会社からの出向者との温度差がある。その辺りも念頭においてみるといい。


いずれにしても、出世の道だけが、その会社を選ぶポイントではない。転職が普通になった昨今、そんなにたいした問題でもない。しかし、一応意識してみてもいいかもしれない。

※次のページで、その会社の研修制度を吟味してみる