大学生の就職活動/就職活動事例

野坂社長の優雅な休日(Treasure Factory)(4ページ目)

就職活動は元より、大学生のキャリアプランにおいて、休日の使い方は重要だ。単なる息抜きとして使うのか、それともキャリアプランの素材集めに使うのか。その差が自らが成長する足場作りの差になるのだ。

執筆者:見舘 好隆

限界に挑戦することで、手に入れられるものがある。

トレジャー・ファクトリー野坂氏イメージPhoto2
仕事で辛いことがあったときのリフレッシュ法を聞いたところ、「さっさとその問題を潰すことです。時間が経つから心が痛むのです」とのこと。ごもっともである!
さらに野坂さんは、今年の年間目標にフルマラソン挑戦を掲げている。今月つくばマラソンに参加する予定だ。毎年ホノルルマラソンにチャレンジしている。リサイクルショップとマラソンとは、直接結びつかないと思うが、野坂さんはこう語る。

「限界に挑戦する力を得るためですよ。」

就職活動中のみなさんなら、わかるだろう。そう「自己効力」だ。面接で窮地に陥った時に発揮される「底力」だ。

就職活動はもちろん、ビジネスにおいていつも順風満帆なんてあり得ない。追い込まれたとき、落ち込んだときにこそ這い上がることが出来る力の有無こそが、就職活動及びビジネスの成否を決めると言っても過言ではない。

考えてみればわかる。面接でコテンパンにやられた時、第一志望の会社に落ちた時、この「自己効力」が無いと、かなり長期間へこんでしまう。へんこんでいる間も、選考は進んでいく。気が付いたらもう受けたい会社の選考が終わってたなんて、目も当てられない。

逆に「ふん、この会社には縁が無かったんだ。この会社よりいい会社の内定が取れると思ったら、ラッキーじゃないか!」と心を切り替えることで、幸運を呼び込むほうが良いに決まっている。

限界に挑戦する試みも、大学時代に経験しておいた方がいいことは、確かだ。

※「自己効力」を持つものだけが手に入れる幸運のことを、「セレンディピティ(SERENDIPITY)」と呼ぶ。セレンディピティについては、近々記事を書くね。




「休日も仕事のことばっかりだと、息が詰まりませんか?」

私は何度も聴いた。でも野坂さんは、

「全然。だって仕事が一番楽しいから」

と答える。これが急成長するベンチャーの原動力なのだろう。

でも私はしつこく聴いてみた。

「私の息抜きは『Mr.インクレディブル』を観ることです。スカッとするんですよ! 野坂さんの“小さな息抜き”を教えてください!」

こっそり教えてくれた。

「車の中で、尾崎豊を熱唱することです…。」


ベンチャーの社長の肌の温もりに少し触れることが出来て、ほっとした。




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