ひごろの行動がモノをいう
お昼すぎにようやく病院にたどり着いた営業担当者は、クスリで眠っているアイコさんのところに行くことができました。看護士さんに様子を聞くと、痛みのあまり携帯電話を置いてきてしまったことを、処置が終わって眠りにつくまでものすごく気にしていたようでした。病名は胆石でした。
営業担当者としては、ずっとアイコさんの枕辺にいることもできないので、派遣先や実家には連絡したので安心するようにメッセージを残し、会社に戻りました。
「それにしても・・・」と彼は思います。
「派遣先の人達が、アイコさんは絶対無断欠勤などするような人じゃない、だから事故か急病なのだ。助けてあげたい!・・・と疑いもしなかった・・・」
なぜか、そのことにものすごく感動を覚えました。なかには無断欠勤をする派遣社員もいます。日常の出来事として、そんなことに怒りを覚えなくなっていた自分がいました。
「アイコさんはこんなに派遣先に信頼されているんだ!!」
そんな人を派遣しているということが、営業のやりがいに思えて、とてもとても嬉しかったのです。
「みんな一生懸命仕事をしているんだぞおおお!!」
こんど、じっくりアイコさんと話してみよう!そう思った営業担当でした。
<バックナンバー>
Vol.1「チャレンジ!派遣登録。」
Vol.2「仕事GETへ初アプローチ!」
Vol.3「いざ!初出勤」
Vol.4「人間関係に悩んでいます」
Vol.5「やっぱり相談してよかった。」
Vol.6「英語を使った仕事って?」