契約期間を短くすることはできる?
派遣社員の契約期間に関して、あるサービス関連で派遣社員を管理している正社員の方から聞いた話です。「長期派遣で2年半ほど仕事をしてきた派遣社員がいて、仕事もできるし、よくやってくれていました。ある日、突然どうしてもやりたい仕事が見つかったから契約期間終了前にやめたいと言ってきて。その仕事は契約期間終了前からスタートしなければならなくなったそうです。
やむを得ず受け入れましたが、後任を探す時期を前倒しにして、短期間で探したため思うような人材に出会えませんでした。せっかくこれまでよい仕事をして貢献してくれていたのにすごく残念だし、私の中では派遣社員に対するイメージが変わってしまいました。」
派遣社員側からすると、希望の仕事に就くことは、やはり重要ですよね。このケースの場合、派遣会社と派遣先企業の間で話し合い、やむを得ない理由で、契約期間を短くできました。一方、派遣会社や派遣先企業からすると、マイナス要素のほうが大きかったことになります。そうすると、それまで築いてきた関係が一度に壊れてしまう。「やりたい仕事がみつかったからしょうがないし、派遣ってそんなもんでしょ。」と言う人もいるかもしれません。
個人的にはそれぞれがそ契約を最後まで満了することを積み重ねて、派遣社員と派遣先企業、そして派遣会社とのよい関係を作り上げていくことを心の片隅に置いておけば、いざというときに派遣会社も動いてくれると思いますので、当たり前のことですが、契約を守ることと、何かあれば派遣会社にきちんと伝えて正しい手続きを取ってもらうことが、最終的には自分のためにもなるのではないでしょうか。
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