派遣社員と言っても、仕事に対する考え方や働き方はそれぞれ。派遣先の会社になじんで働きたいと考える人、会社とは距離を置いて契約の範囲内で働きプライベートを大切にしたいと考える人など、個々のスタンスがありますよね。

それは自由ですが、派遣契約において、契約期間という全員が守るべき常識的なルールまで無視する人がいるようです。せっかく個々が築いてきた派遣社員と派遣先企業や派遣会社との信頼を壊してしまうことになりかねません。また、ルールを守らないことで、派遣登録を取り消されたり、仕事を紹介してもらえなくなったりしてしまいます。契約期間について、派遣社員として、また社会人として最低限守りたいルールとやむを得ず変更したい場合どうしたらよいかを再確認してみましょう。


■メールで欠勤連絡?
契約期間前に、仕事をやめてしまうとどうなる?
契約期間を短くすることはできる?


契約のルール
派遣契約期間のルール、守っていますか?

メールで欠勤連絡?

ナツキさんは、A社で派遣社員として働きだしてから1年になろうとしています。A社にはナツキさんの他にも、サトコさんと、コノミさんの3人の派遣社員が働いています。

一週間前に、増員のため新しく派遣されてきたのがコノミさん。ナツキさんと同じ派遣会社を利用しています。ナツキさんはコノミさんが同じ会社で働くということはもちろんですが、派遣社員同士ということもあり、これから仲良くしたいと思っていました。コノミさんが仕事を始めて最初の週の金曜日、「おつかれさまでした。また来週」といって会社を後にしました。

週明けの月曜日。始業時間になりましたが、コノミさんの姿が見えません。「利用している電車の路線はいつも遅れがち」と話していたので、もしかしたら、電車が遅れているのかもしれないと思っていました。

それでも、(遅れそうなときは電話連絡くらいしたほうがいいんじゃないかな)と思いながら仕事を始めたナツキさん。2時間たってもコノミさんが来ないので、心配していたところ、後ろに座っている、コノミさんの上司とその部下が話しているのが聞こえました。

どうやら、部下のところに、コノミさんからメールが送られてきたようで、それを読み上げているようです。

『先週の土曜日に親知らずがはれて、急遽入院して手術を行いました。すみませんが、今日は休みます。』

上司とその部下はもちろん、ナツキさんもあまりの驚きに目が点になってしまいました。

「こういうときって電話くらいするよな…。しかも、メールなのに会社が始まってから2時間経って送ってるよ…。」
と上司。

うなずく部下。「今日は、結構頼みたい仕事あったんだけどなぁ…。しょうがない、明日頼むけど、期限までに終わるかなぁ。」

ナツキさんは心の中でつぶやきました。(当日欠勤するときは、大変でも、メールじゃなくて電話したほうがいいと思うし、会社だけじゃなくてちゃんと派遣会社にも連絡しているのか、人の事とはいえ心配になるなぁ。)

いやな空気の流れた月曜の午前中でしたが、コノミさんは翌日、どうしたのでしょうか。続きは次のページへ。