派遣で働く場合、派遣会社に登録後、希望に合った仕事を紹介してもらい、派遣先が決定しますが、中・長期派遣の場合は決定する前に派遣先での面談があります。その面談に行く際に強い味方となる派遣会社の営業担当者。仕事は希望を伝えて選択できても、営業担当者は選択できず、自動的に決まってしまいます。

就業開始後は、営業担当者よりも派遣先との関係のほうが密になっていくケースが多いですよね。それでも、就業時に発生する問題の相談や、タイムシート送付などのお願い事、時給交渉など大切な時に頼りになるのが営業担当者です。その営業担当者と相性が合わなかったり、なかなか対応してくれなかったりという不満がある時、担当者の変更がお願いできるかについてみてみましょう。
   

派遣会社の営業担当者はどうやってきまる?

営業担当者を変更してほしいと思ったら、まずは感情的にならずに落ち着いてどんな問題点があるかを見てみましょう

営業担当者を変更してほしいと思ったら、まずは感情的にならずに落ち着いてどんな問題点があるかを見てみましょう

まず、営業担当者がどのように決定するのかを見てみます。ガイドの経験では、派遣社員に対して営業担当者が1:1で付いているケースと、派遣先に対して営業担当者が1:1で付いているケースがありました。まず、派遣先企業に対して担当の営業社員がいて、その仕事に紹介されたスタッフは自動的に担当になるようですが、会社によってそのシステムが異なりました。

■A派遣会社の場合(派遣社員一人に対して営業担当がつくケース)
派遣登録後、コーディネーターの佐藤さんから○○株式会社での仕事の紹介があり面談へ。営業担当の白井さんが同行。

仕事内容の詳細が希望と異なり、辞退。

続いて××株式会社での仕事の紹介があり面談へ。同じく白井さんが同行。

仕事内容が希望と一致したため、就業決定。

その後のフォロー等はすべて営業担当白井さんもしくはコーディネーター佐藤さんと行う。

××株式会社での契約満了。

新たに△△株式会社での仕事紹介があり、面談へ。営業担当の白井さんが同行。

その後のフォロー等はすべて営業担当白井さんもしくはコーディネーター佐藤さんと行う。


■B派遣会社の場合(派遣先1社に対して営業担当がつくケース)
派遣登録後、コーディネーターの鈴木さんから○○株式会社での仕事の紹介があり面談へ。営業担当の高田さんが同行。

面談後、辞退。

続いてコーディネーターの高橋さんから××株式会社での仕事の紹介があり面談へ。営業担当の坪内さんが同行。

仕事内容が希望と一致したため、就業決定。

その後のフォロー等はすべて営業担当坪内さんもしくは坪内さんのアシスタントの小林さんと行う。

××株式会社での契約満了。

コーディネーターの富田さんから△△株式会社での仕事紹介があり、面談へ。営業担当の赤坂さんが同行。

その後のフォロー等はすべて営業担当赤坂さんもしくはコーディネーター佐藤さんと行う。

A社とB社の違いは、営業担当者が求職開始の最初から最後まで同一担当者かそうでないかの違いです。

A社の場合、2度以上の面談をすることになっても同行の営業担当者が変わらないため面談時の安心感も出てきます。

B社の場合、数度にわたって面談を行うとその都度担当者が変わることが多いため、たくさんの営業担当者と接する機会に恵まれます。一方で、各面談ごとに営業担当との関係はゼロからのスタートとなります。一度で派遣先が決まれば気にしなくてよい部分ですが、面談時の対応もそれぞれに異なるため戸惑いが出る場合もあります。

担当者との相性が良ければ、A社のような担当制が助かりますし、あまり良くなかった場合はB社のケースに助けられることもありますので、どちらが良いとは言えないと思いますが、いずれにしても、就業が決まった場合は、一人の営業担当者と連絡を取っていくことになります。

いざ仕事が始まってから不安や不満が出てきて、営業担当者を変更してほしいと思った場合、変えてもらえるのでしょうか?
 

派遣会社の営業担当者を変えてほしいと思ったら

先にも書きましたが派遣で働く場合、就業期間中は就業時に発生する問題の相談や、タイムシート送付などのお願い事、時給交渉などの大切な時に頼れる存在であって欲しいと思いますよね。

ですから、対応が遅かったり、不満や不安を解消してもらえなかったりする場合は担当者を変えて欲しいと思ってしまいます。

担当者の変更については、各派遣会社やその内容によって対応が異なります。ある派遣会社に問い合わせたところ、基本的には担当者の変更は行われないそうです。

「派遣会社は、派遣先にスタッフを派遣し、そこからの信頼を得ることで収入を得て、そこからスタッフへのお給料も払っています。派遣先からすれば、営業担当者の変更は派遣会社への不信感を抱く原因にもなりかねません。そうなると、最悪の場合スタッフへの仕事の紹介もできない状況にもなりかねないので、原則としては変更しない」とのことでした。

相性が合う、合わないはどうしてもあるものですよね。ですから、何か不都合なことが起こった時などに変えてほしいと思うこともあると思います。そんな時は「相性が合わないから変えてほしい」と思う感情を、一旦冷静に見つめてみましょう。もしも、単なる好き嫌いや一時的な感情だとしたら、仕事だからとある程度の割り切るのが派遣社員はもちろん、社会人としての心得ではないでしょうか。

それでも、何かしらの被害がある場合など、どうしても納得できない場合は、派遣会社の営業担当者以外のコーディネーターや相談窓口に相談をしてみましょう。方法は、派遣会社のホームページや就業ガイドブックなどに載っていますので調べてみましょう。

ただし、相談をする場合、いきなり理由もなく「担当者を変えてほしい」というと「変更はできません」との返答が返ってくるでしょう。具体的に起こった事実、例えば「保険関係の書類が届かないため対応をお願いしたがまだ届かないし、質問の回答を連絡するといったまま折り返しの電話がないことが度重なるため、今後の対応もしてもらえるのか不安」など詳細を説明して、相談してみましょう。そこで解決の糸口が見えるかもしれません。

また、今後も継続的に現在の仕事を続けたい、もしくは同じ派遣会社から仕事を紹介してもらいたいと考えている場合は、今後の派遣会社との関係を崩さないためにも、なぜ変えてほしいのか、派遣会社からみても納得できる理由を伝えることが大切になります。

派遣先や営業担当者とも良好な人間関係を築いて、余計なことに気を取られず仕事もプライベートも充実した派遣ライフを送りたいですね。


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