短時間派遣の仕事、どのくらいある?
最近の短時間勤務の派遣事情について、グッドジョブ株式会社の登録・業務推進部の清水栄里さんにお話を伺いました。
ガイド 「働きたいけれど仕事があるのどうか不安、という方もいると思います。最近の短時間派遣の求人状況はいかがですか。」
グッドジョブ 清水さん 「最近は増加傾向にあります。当社は10年前からオフィスワークが強みでしたが、以前は派遣社員というと、どうしても『フルタイムで残業も可能な独身の方』というイメージが派遣先の企業側にもありました。
ところが、最近の労働人口不足もあって、主婦層の労働力が必要とされてきています。特に首都圏では、企業側でも『人手が足りない忙しい時間帯だけ来てほしい』などのニーズも増えてきています。それが短時間だけ働きたいという方の希望とマッチしていることもあるため、ご紹介件数は増えています。
また、最近は20代や30代だけでなく、子育てがほとんど終わって時間的に余裕があり、経済面に不安を抱える40代から50代の方の登録も増えてきています。会社勤務経験があり、経理やタイピング、英語などの優れた能力を持っていらっしゃる方もいます。受け入れ企業側からも、そういった方たちを即戦力として受け入れたいという意見もあります。」
ガイド 「世間で囁かれているほど、年齢を気にする必要はないということでしょうか。ところで、高いスキルがない場合、仕事が紹介してもらえないのでしょうか。」
高いスキルがないと仕事を紹介してもらえない?
グッドジョブ 清水さん 「いいえ、お仕事によっては簡単なOAスキルがあれば大丈夫です。ただスキルがあれば良いというものでもありません。企業のニーズも様々ですから、オフィスワークに限らずご自身の今の状態にあったお仕事をご紹介しています。
まずは派遣会社に相談して頂きたいですね。オフィスワークを希望する場合、OAスキルが不安でしたら、少しご自宅で勉強して頂くと、ご紹介できる仕事の幅が広がることがあります。また『○○駅の周辺で×時から×時の仕事』というように条件を絞りすぎないで、『○○駅から○○駅のあいだで、×時くらいから×時くらいの仕事』というように少し広がりがあるとご紹介できる仕事にも幅が出ます。」
ガイド 「スキル不足を不安に感じている人は少なくないと思います。スキルの判断は自己診断するよりも、まずは派遣会社の方に客観的に見てもらうというスタンスでもよさそうですね。また、条件に多少のゆとりを持たせることで、自分では思いがけなかった仕事に出会える可能性も広がるということですね。」
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