資格でも取ってみようかな?
いよいよ新年度も始まり、通勤途中ではピッカピカの1年生のおともだち、会社に着けば新入社員、とフレッシュな顔ぶれがあることでしょう。『フレッシュついでに、私も新しいことにチャレンジしよう!』ということで、資格取得へのチャレンジをはじめる方も多いこの季節。
自らスキルアップを図ろうという意気込み、ステキではありませんか!
でも、資格は闇雲に何でも取れば良い、というものではありません。
ここでは、『経理の仕事で使える資格』ということに絞って、まずはじめに資格の選び方などをご紹介していきましょう。
『使える』経理の資格とは
『経理の資格』とひと言で言っても、たくさんの資格があります。公認会計士に税理士、日商簿記検定に全経簿記検定、米国公認会計士にBATIC(国際会計検定)などが主なところで、さらに簿記検定では1級、2級……と級が分かれていますので、資格を取得するに当たっては、どれを選択してよいか迷ってしまうところでしょう。
よく『使える資格』って何ですか?という質問を受けますが、これは実際のところその方々の置かれている状況にもよってくるはずです。
……が、敢えて言ってしまうと『日商簿記2級以上』と言えそうかと思います。
仕事の便宜上、会社組織などでは『経理』のほか、『総務』『営業』『開発』などのセクションに分かれていますが、実は簿記の知識はどのセクションに就くとしても、多少は持っていて欲しい知識です。
『経理』は、簿記の知識に関しては他のセクションに遅れを取るわけには行かず、むしろ統括していくべきところですから、最低で簿記2級は欲しいということになります。
また、実際のところ経理は実務経験に勝るものは無い業種だとも言われています。実務経験の長いベテランの方々の言うことを理解し、すばやく仕事に転じることが出来るレベルという点から考えても、日商簿記2級以上は必要というわけです。