<<前へ | 1 / 2 |
名前を名乗る→より「責任もって対応しよう」という気持ちになれる
名前を名乗ると、名前を名乗らず応対した時よりも、「自分がちゃんとやらなくちゃ」と思いませんか?
例えばクレームの対応や面倒くさいことを頼まれた時を想像してみてください。
相手に名前がわかっちゃっていたら、ちゃんとやらなくちゃいけないけど、名前を言っていないんだから、まぁいいか、なんて思ったことないですか?
そんなことを考えてしまったことがあるのは、根性なしの私だけでしょうか?
最近はダイヤルインの会社も多くなりました。
ダイヤルインだから、誰にかけてるのか相手にわかっているはずだから名乗らない、という人もいるかもしれませんね。
でもそれは、「○○様をお願いします」と、相手に言わせることなのです。
私は、こういうのはちょっと優しくないかな、と思います。自分は楽して、相手にやらせているタイプです。
「ありがとうございます。○○商事、○○部○○でございます」が長すぎるとか、周りが言ってないから抵抗あるのであれば
「はい、○○商事、○○です」だけでもいいじゃないですか。
いきなり「○○商事です」とだけ出るのとは随分違いますよ。
そうしたら、もし相手が知っている人なら「あ、○○さんですか。××銀行の○○です、どうも、お世話になっております。先日は~」なんて感じ良く話が進みそうじゃないですか?
営業マンなら相手に顔や名前を覚えてもらえるチャンスもありますが(というか覚えてもらわなくちゃならないですよね)、事務担当や、ましてやお客様と会わない仕事の場合には、名前を覚えてもらうことはなかなか難しいと思います。
ですが、
「ホラ、あのいつも電話に出るおねえちゃん、感じいいね」と言われるより
「○○さん、感じいいね」といわれる方が、やっぱり良いと思いませんか?
名前を名乗って、覚えてもらえるということは、人と人とのつながりの第一歩ともいえますよね。
電話の最後にも「○○が承りました」と、名前を言う会社も多くなってきています。
これも、責任を持って私が対応をいたします、ということに繋がります。
予約や頼みごとの電話をしたときに、最後まで名前を名乗られないと不安なことはないでしょうか。
予約がちゃんとできていない、あの人に頼んだのになんでやってくれていないの?なんて時に、「担当者の名前は覚えていらっしゃいますか?」なんて聞かれた経験はないでしょうか。
おかしなもので、相手に「ありがとう」と感謝されたり、やりとりが上手くいったときほど、「わたくし、○○が承りました」と明るく言っているなぁとよく思ってました。
別に点稼ぎではないですが、やっぱり責任を持って対応した仕事が、相手に喜ばれたというのは誰だって嬉しいじゃないですか!
クレームの話は又別の機会にでもしたいと思いますが、クレームをきちんと対応して納得いただけたときこそ、そのお客様はあなたの本当の味方やファンになってくれたりします。
すこし話がずれましたが、名前を名乗る、そんな小さなことでも人と接する、人と話をする中で、大きな意味をもつことがあります。是非、Tryしてみてください。
小川さま、ありがとうございました!
事務担当者は、電話を受けることが主な仕事じゃなくて、他の仕事をしている時に、電話がかかってくれば取る方が多いですよね。
いわば、やってる仕事をジャマされるワケで、キモチを切り替えるのってけっこう難しいです。
そこでまず、受話器を取ったら、会社名と自分の名前を、ハッキリゆっくり言ってみる…。
「ありがとうございます All About Japan 一般事務課 平井が承ります」
(これは例であって実在しません…念のため/笑)
こんな風に名前を言えば、気持ちが引き締まりますよ。会社の決まりやマニュアルもあると思いますが、1度試してみてはと思います。
また、かける側としては、相手に名乗っていただいたら、後で聞きなおすことのないよう、メモしておきましょうね。
「クッション言葉でキュー!」
電話を受ける気持ちにキュー!を出す「クッション言葉」とは?
今回と同じく小川奈津子様に寄稿いただいた記事です。必見!