【ウチの会社労災に入っているの?】
ごく一般的な会社であれば、一人でも労働者を使用しているなら、労災保険の加入義務がありますので、まず心配することはありません。 確実に調べるなら、毎年4月に行う、労働保険の申告・納付書に書いてある、その会社の労働保険番号を聞いてみましょう。 納付しているけど、そんなの知らない…という事務担当者は、この機会に控えておきましょう。労災の書類を申請する際記入する必要があります。 【給与から引かれてるから入ってるよね?】 時々勘違いされている方がいらっしゃるのですが、 給与明細の、「雇用保険料」という控除項目で引かれている額は、 あくまで「雇用保険」の自己負担金のみです。 「雇用保険」とは、いわゆる「失業保険」と、「労災保険」、この二つの保険を指す言葉ではなく、通称「失業保険」の事なんです。 ですから、「雇用保険料」として控除されているから、労災保険に入っている…というわけでありません。 「労災保険」は、「労働保険」として、「雇用保険」と併せて加入し(一元適応といいます)、申告、納付も同時に行うため、事務担当者も混同しがちですが、 「労災保険」は全額会社負担。控除される事はないのです。
ですが、正社員の場合、このふたつはいわばセットで適用される場合がほとんどなので、「雇用保険」として控除されていれば、 雇用保険にも、労災保険にも入っている…と考えていいでしょう。 →労働保険料の控除について…【一件楽着】より 【私は正社員じゃないんだけど…】 労災保険はその会社が雇用し、業務に従事している全ての労働者に適用されます。 先に書きましたように、「雇用保険」と「労災保険」は申告、納付を同時に行う事がほとんどであるというだけで、全く別のもの。 給与から控除されてないから、アルバイトだから、パートタイマーだからという理由で、「私は使えないのでは…」と思うことはありません。 手続きの方法も正社員と違いがありません。 ただし、派遣社員は、派遣会社が加入している労災保険の適用を受けますので、派遣先で業務中に怪我をした場合は、派遣元で手続きを行うこととなります。 では、実際に業務中に従業員が怪我をした! その時労災の手続きをどうすればいいのか? これは後編でおはなしします。どうぞよろしく! 後編【オフィスで流血!…どうするの? 】 【関連リンク】 労災保険について(兵庫労働局) 労災の概要をわかり易く説明してあります。 労務安全情報センター 詳しく調べたい時はこちらから。膨大な情報が閲覧できます。 |
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