野菜をとおした食育
ファイブ・ア・デイ協会執行委員長の西影昌純さん。食の楽しさを伝えたい。 |
また大川さんは東京都の食育への取り組みについて紹介し、家庭だけではなく食品産業や地域などとの連携が必要であると呼びかけました。東京の食をとりまく問題として、生産者と消費者が離れていることや栄養バランスの崩れ、食のサービスが豊かになっている反面、多くの食べものを捨ててしまっていることなどがあるそうです。
平成18年度には東京都内の小学校16校で、野菜を育てる体験学習が行なわれ、子どもたちが食べることだけではなく、野菜を育てて食べものを作る大変さを体験したそうです。その結果、料理に関心が出たり、子どもが作った野菜を家庭で食べるきっかけづくりにつながったそうです。詳細は東京都産業労働局農林水産部食料安全質発行の事例集「土のちからってすごいよ!」にのっているので、ご興味があればぜひご覧ください。
■編集後記
「子育て世代の野菜学入門」に参加して、野菜を食べるとどういいのか、どう食べるといいのか、おいしく料理するにはどうしたらよいのかなど、栄養士・管理栄養士は生活に密着した具体的な提案ができる立場にあり、「野菜」をとおしてたくさんのことができるのではないかと思います。またこれからの時代、環境に配慮した食の提案をしていく役割もありますね。
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