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野菜学入門・ファイブ・ア・デイって何?(2ページ目)

ファイブ・ア・デイ協会主催の「子育て世代の野菜学入門」に参加しました。ファイブ・ア・デイとはどういうものなのでしょうか? また栄養士・管理栄養士が「野菜」をとおしてできることはどのようなことでしょうか?!

執筆者:大石 淳子


家族で食事をすることが大切

服部幸應さん
第2部は服部幸應さんの講演。
第2部では、食の嗜好や食事のマナーなど食の習慣は8歳までに築かれるものであり、どれくらい家族と一緒に食卓で過ごしたのかが重要であると、服部幸應さんがお話されました。食育とは本来、家庭の中で食事をとおして食への感謝、マナーなどを伝えていくべきことですが、現代は家族が一緒に食事をする時間が減少しています。

また日本の食事内容も変化していて、野菜の消費量が減り、高カロリー、高脂肪の食事がふえています。食糧自給率の低下や世界中で一番残飯が多い国であること、偏食や孤食など、さまざまな食の問題を今、日本がかかえていることを教えてくれました。

野菜の食べかた

竹内冨貴子さん
管理栄養士 竹内冨貴子さんによる野菜のお話。
第3部のパネルディスカッションでは、パネリストに管理栄養士の竹内冨貴子さん、東京都産業労働局農林水産部食料安全室長の大川篤さん、服部幸應さん、ファイブ・ア・デイ協会執行委員長の西影昌純さん、コーディネーターにジャーナリストの中村靖彦さんを迎えて「子育て世代の野菜学入門」をテーマにディスカッションがありました。

管理栄養士の竹内さんからは、1日に350gの野菜をとることで体調管理ができるようになるので、そのためにも食事をきちんと1日3回食べることや、料理をする人が調理法を知っていることが必要だというお話がありました。

野菜をにんじんやブロッコリーなどの栄養素が多いもの、きゅうりやレタスなどの低カロリーなもの、たけのこや山菜など季節感があるもの、にんにくや長ネギなど味をよくするものにわけ、それぞれを組み合わて食べるとおいしく、栄養素もバランスよく食べられるのでいいそうです。

野菜のもつ抗酸化ビタミン、カリウム、カルシウム、食物繊維、機能性成分は生活習慣病の予防やストレスに対する抵抗力アップ、アンチエイジングに効用があることを教えてくれました。

また家族で一緒に料理を作ったり、同じ料理を一緒に食べることも大切だそうです。

次のページでは野菜をとおした食育についてです!
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