どんな仕事なのか
2005年6月現在、ライフコミューンが運営している東京近郊の全ホームでサービス提供ができるよう、付添サービススタッフ募集は終了したものの、サービス提供はまだ数カ所のホームで試験的に行っている段階。無料でサービスを提供している現在は、大変好評で入居者の関心は高いそうです。付添サービススタッフの仕事は、居室を訪れて話し相手をする、散歩や買い物、あるいは観劇など、趣味のための外出に付き添う、囲碁や将棋の相手をする、病院受診に付き添うといったことが想定されています。サービススタッフは、こうした仕事を雇用契約ではなく業務委託の形で請け負うことになります。入居者からは、3泊ほどの遠方への旅行に付き添ってほしいといった要望もあるそうで、将来的にはそうしたニーズにも対応できるようにしたいとのこと。
要するに、介護保険ではカバーしきれない、生きがい創造やQOL(クォリティ・オブ・ライフ。生活の質)向上の部分だけを切り分けてサービス提供することをイメージしている事業です。
募集した付添サービススタッフには、
●自分の生活を優先させ、無理のない範囲で働いてほしい
●1つのホーム担当のチームでカバーし合うので、都合が悪い時は休んでよい
●身体介護は原則として行わない(車イスを押す、杖歩行の高齢者の介助程度はあり)
●入居者やホームの介護ヘルパーから、業務内容外の仕事を頼まれたら、契約上できないと断ってほしい
●傾聴の姿勢を身につけてほしい
※『傾聴ボランティアのすすめ』という本が参考図書として貸し出されました。
といった話が繰り返しありました。