レポートに追われた受講半年あまり
とはいうものの、勉強自体はかなりハード。通信課程は4月スタートで1年6カ月。この間に、27本のレポート提出、各夏に2週間のスクーリング出席、そして2週間の現場実習が義務づけられています。初めのレポート提出は6月末。科目は社会保障論で、テーマは「日本の年金及び健康保険の問題点を整理しなさい」でした。なんと大きなテーマ! レポートは1200字以内なのですが、この科目は担当講師の方の意向で、1200字以上で枚数制限のないレポートでした。私は一応、文章を書く仕事をしていますが、こんな大まかなテーマでターゲットもなしに(あ、ターゲットは講師か)原稿を書くことはないので、大いに悩みました。なにしろ、時あたかも、国会で年金法改正問題、年金未納問題が勃発していた頃。やっぱり、そんなことも入れなきゃあかんよね~と思いつつ、つらつら書いていたら、結局、原稿用紙10枚4000字を超える長文になってしまいました。
このあとは、9月末締切で7本のレポートを提出。そして、今苦しんでいるのが、12月10日締切で8本のレポートです。資料探しに図書館に通い、大量にコピーして来ては家で読む。私はまだ資料を読むのも、文章を書くのも慣れていますが、そうでない方は、このペースで矢継ぎ早にレポートを書き上げるのはかなりたいへんだろうなぁと思います。
しかも、夏にスクーリングに行ってみてわかったことですが、8割以上が現職の方。仕事をしながらでは、書いても書いても終わらない、という感じではないでしょうか(私も終わってませんが)。みなさん、よくやっているな~と思います、ほんとに。自宅で一人頑張らなくてはならない通信講座は、意志が強くないとしんどいなぁと思います。
ちなみに、レポートのテーマは……
●9月末締切
・社会福祉原論→→「社会福祉サービス利用者の権利について」
・老人福祉論→→「今日における高齢者問題について」
・障害者福祉論→→「『支援費制度』と『介護保険制度』の共通点と相違点を論じなさい」
・公的扶助論→→「生活保護における相談援助活動の役割について論じなさい」
・社会福祉援助技術論→→「ソーシャルワークケースワークのアセスメントについてその必要性を論じてください」
・社会福祉援助技術演習→→「バイスティックの7つの原則の中から1つを選び、よりよい面接を行うために、それをどのように生かしたらよいか、自分なりの考えを述べてください」
・社会福祉援助技術現場実習指導→→「実習施設あるいは実習予定施設でのあなたの実習計画を作成しなさい」
●12月10日締切
・社会福祉原論→→「今日における社会福祉の特徴について」
・老人福祉論→→「介護保険を検証する」
・障害者福祉論→→「国際生活機能分類(ICF)の障害者福祉への活用の可能性について論じなさい」
・社会保障論→→「日本の雇用保険、労災保険、介護保険の財政について制度ごとに明らかにしなさい」
・社会福祉援助技術論→→「ソーシャルグループワークの定義について2~3個取り上げ、比較して論じてください」
・地域福祉論→→「社会福祉のシステム改革による地域福祉の実践のあり方について、具体的な問題をあげて論じなさい」
・社会福祉援助技術演習→→「生活場面面接の意義について、あなたの思うところを自由に論じてください」
・社会福祉援助技術現場実習指導→→「実習施設あるいは実習予定施設について、次の項目についてまとめなさい。・法的根拠 ・設置基準 ・利用者の特性 ・実習施設の現状と課題
私は11月半ばにして、まだ3本も残っているんですぅ~。いちばん知識のない障害者福祉で引っかかってしまって。資料を読んでも、どうもよくわからない~(泣)。また図書館か!? 早く何とかしなくては!
第2弾では、夏のスクーリングの様子についてお伝えします。
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