介護の現場で、実は多くの介護職が直面している要介護者の「性」の問題。今回は、どんな問題に直面しているかを紹介した記事・介護・福祉業界の隠れた問題点ーーどうする? 「性」の介助の続編です。要介護者のスタンスに立って少し考えてみました。

受容可能なのは「ハグ」まで

2004年6月、サイトの「あなたの一票」では、介護の現場での性の介助について取り上げました。その回答を見ると、現場で受け容れられるのは「手を握る」「ハグ(軽く抱く)」程度までという回答が一番多く、ついで多いのは、「一切断る」という回答でした。

これはとても常識的なラインだと思います。
「一切断る」という回答は、微妙なラインでの線引きはかえって相手の誤解を与えるから、と考えてのことでしょう。

一方で、「キスや添い寝以上もあり」という回答が10%以上あったことには驚きました。これについては、要介護者サイドからの希望を込めての投票も含まれているのではないか、という意見もありました。真偽のほどはわかりません。

ただ、この問題を、要介護者サイトから考えてみることも必要だとは感じました。

障害者の性をサポートする人たち

というのも、前回の記事、そしてこの「あなたの一票」に対して、要介護者をサポートしたいという立場の方から、複数の情報メールをいただいたからです。たとえば、有償ボランティア的に障がい者の性のサポートをしている「障害者性生活サポート・ネット」の管理人さんからの情報。

この方は「健常者がアダルトビデオをみたいのだから障害者が観たいのも同じ。アダルトビデオを手に入れるためのお手伝いをしよう、というところからスタートして、 健常者がマスターベーションをするのはきわめて健全で普通のこと。障害者も抱く気持ちは同じ。ならば、手の不自由な障害者にマスターベーションを介助しよう」という活動に発展していったそうです。

こうした活動のうわさは聞いていましたが、サイトで情報を確認したときには、正直言って、その生々しさにちょっとドッキリしてしまいました。しかしサイトの掲示板を見ると、興味本位の書き込みなどなく、その潜在的ニーズの高さを感じました。

次は情報を提供してプロに任せよう!