どう生かす?
新予防給付のスタートが決まったとき、デイサービスやデイケアの機能訓練指導員には、この介護予防運動指導員資格が必須になるのでは、という観測が流れた。しかし、ふたを開けると、それまでと同じように、看護師や理学療法士などでOKであり、介護予防運動指導員の資格は特に必要とされなかった。このため、この資格はちょっと宙に浮いてしまったような感がある。この資格の生かし方は下記のとおりだが、この資格だけでの就職は厳しい。ガイドとしては、ホームヘルパーや介護福祉士にプラスアルファで取得されることをお勧めしたい。研修は、前ページで紹介したように、転倒予防、失禁予防など、特にデイや施設の職員の方が受講すれば仕事にすぐに生かせる内容である。
■デイサービス、デイケア、老人保健施設などの施設■
機能訓練指導員として、運動機能向上のための機能訓練プログラムの立案、実施、指導を行う。
■訪問介護事業所■
ホームヘルパーとして、たとえば失禁に悩む利用者に失禁予防の知識を生かして相談にのるなど、ホームヘルプのかたわら、アドバイスを行う。
■居宅介護支援事業所■
ケアマネジャーとして、利用者に対し、介護予防についてのアドバイスを行う。
関連サイト
財団法人東京都高齢者研究・福祉振興財団その他の「仕事の幅を広げる資格」
福祉住環境コーディネーターってなに?福祉用具専門相談員ってなに?
【INDEX】介護・福祉の資格を知りたい!
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