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ホームヘルパーが提供できないサービスは?

知っているようで知らない、介護や高齢者福祉についての知識をここで再確認! 介護保険の訪問介護ではホームヘルパーが提供できないサービスが結構あります。あなたはわかりますか?

執筆者:宮下 公美子

知っているようで、改めて考えてみるとよくわからないことってけっこうありますよね。介護や高齢者福祉に関係する、そんなちょっとした知識を簡単に解説してみました。今回は介護保険の訪問介護についてです。

【INDEX】
■介護保険の訪問介護サービスって?
訪問介護でやっていいことは?
訪問介護でやってはいけないことは?

介護保険の訪問介護って?

介護保険の訪問介護は、在宅の高齢者の自立した生活を支えるために、ホームヘルパーが高齢者に自宅を訪れ、身体介護や生活支援を行うサービスです。

まず、介護保険の訪問介護サービスを提供できるのは、どういう人かを確認しておきましょう。訪問介護のサービスを提供するのは、ホームヘルパー。このホームヘルパーは無資格ではできません。ホームヘルパー1~3級研修修了者か、介護福祉士の有資格者、あるいは看護師が行うことになっています。ただし、平成18(2006)年4月の介護保険改正により、ホームヘルパー3級修了者による訪問介護サービスは、平成20(2008)年3月末で介護報酬の設定がなくなることが決まりました。3級修了者がサービス提供しても、報酬がもらえないと言うことです。この改正で、事実上、ホームヘルパー3級での就労はできなくなります。

こうした有資格者たちによって提供される訪問介護のサービス。では、どのようなサービスを提供してもらえるのか? 次のページの「訪問介護で頼めることは?」で。
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