どんな職場?
介護保険を利用する高齢者や、障害者支援費制度(2006年4月からは障害者自立支援制度)を利用する障害者に対して、訪問介護(ホームヘルプ)サービスを提供する事業所。 ここでは、介護保険の訪問介護事業所を中心に紹介する。どんな職種?
訪問介護事業所で働いている職種とその仕事は……●登録型ホームヘルパー
【仕事】 訪問介護事業所の中で、もっとも人数が多い職種はこの登録型ホームヘルパー。事業所と正式な雇用契約を結んでいないケースがほとんど。請負形式で仕事を引き受け、実働時間数に応じて報酬を得る。交通費は含まないケースが多い。雇用保険、健康保険などの社会保険も加入していないケースがほとんどである。
あらかじめ働きたい曜日と時間帯、仕事内容などを登録。その希望に応じてサービス提供責任者が割り振る利用者宅へ行き、ホームヘルプサービスを提供する。生活支援から身体介護まで何でもでき、働ける曜日、時間帯が多いと、仕事の依頼が入りやすい。
高齢者の自宅を訪れて生活支援や身体介護などのサービスを提供する |
【勤務】 本人の希望次第で、週1日~毎日まで。1日の勤務時間も1時間から4時間程度までさまざま。しかし本人が長時間の仕事を希望しても、働ける曜日や時間帯、スキルなどの問題から、なかなか依頼がこない場合も多い。仕事の依頼が多い人には、絶え間なく仕事が入り、入らない人にはまったく入らないことが多い。
【採用】 ホームヘルパー2級 修了、あるいは、介護福祉士 資格が必要。登録型のホームヘルパーは、随時募集している事業所が多い。ヘルパー側も、一カ所ではなく複数の事業所に登録し、仕事を選ぶのが賢い方法。
>>>次は「常勤ホームヘルパー」「サービス提供責任者」