ヘルパーの心得をかいま見る
【買い物は事前の確認を念入りに】
買い物メモを渡され、買い物に出る場合。今回のヘルパーの方は、かなり細かい確認をしていた。たとえばセロテープと書かれていたら、幅はどのぐらいのテープか、いくつかがまとめてパックになっているものしかなかったらどうするか、など。頼まれたものがなかったら、時には電話をして代わりのものを買うべきか確認する場合もあるという。
印象的だったのは、トイレットペーパー選び。安いけれどペラペラしたもの、やや高いけれど大手メーカーのしなやかそうなもの、どちらにするか、ヘルパーの方はとても迷っていた。結局、大手メーカーのやや高いものを買い、なぜそれを選んだかを利用者さんにきちんと説明していた。買い物一つにも、細かい配慮、丁寧な対応が必要なんだな……。
【ホームヘルプは学びの場】
1人のヘルパーの方が言っていたのは、どんな利用者さんも、自分自身の将来の姿を見せてくれているありがたい存在。イヤだと思えばそれでおしまいだけど、なるほど、と受け容れていけば、そこから学べるものはたくさんある、とのこと。「どんな経験も、肯定的に受けとめていけば、きっと自分自身を成長させる糧になるわよ」と言われ、たしかになぁ、と。
なんだかちょっと哲学的な気分になった。
【本当は、今回で最終回にしようかと思っていた受講日記。しかし実習に行くと、書きたいことが山ほど出てきて、一回では書ききれなくなってしまいました。次回は、特別養護老人ホームとデイサービスの実習の様子をご報告する予定。次回で終わりになるかな……?】
【このシリーズのバックナンバー】
■受講日記●1【テキストってこんなに分厚いの?】
■受講日記●2【テキスト、読み飽きた~!】
■受講日記●3【いよいよスクーリング!】
■受講日記●4【実技演習が始まった!】
■受講日記●5【やったそばから忘れていく~】
■受講日記●最終回【施設のよさ、在宅のよさ】
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